保科正之にインタビュー |
ハガクレ
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今回は江戸時代の会津藩の当主・保科正之さんでーす
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保科正之
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よろしくお願いいたします
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ハガクレ
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保科さんといえば、名君として有名ですよね〜
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保科正之
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めっそうもございません。それがしはただ民のためを思って行動していただけでございます
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ハガクレ
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またまたご謙遜を〜。話は代わりますけど、保科さんは生まれに色々事情があるんですよね?
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保科正之
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はい。実はそれがし、徳川二代将軍秀忠殿の息子でございます
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ハガクレ
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え?秀忠さんの?だってあの人の奥さん、すっごい怖くって、秀忠は一人も側室を置かなかったんじゃなかったでしたっけ?
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保科正之
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それがたった一度だけ浮気をしたようなのでございます。母はお静と申しまして、一度だけお手つきとなったのです
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ハガクレ
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へー!一回の浮気で妊娠しちゃったんだ
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保科正之
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ですが秀忠殿は母が妊娠したと知ると、正室のお江与様にばれるのが恐ろしかったらしく、母を追い出し、それがしは保科家へと養子にだされたのでございます
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ハガクレ
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はぁ〜。将軍の息子なのに気の毒ですねぇ
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保科正之
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いいえ。とんでもございませぬ!保科家の養父母にはたいそうお世話になりました
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ハガクレ
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でも将軍の息子でしょ?もっと偉そうにしてもいいのに
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保科正之
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いえいえ。それがしは今のままで充分でございました。ですがある寺お住職が三代将軍となった家光殿に「あなたにはもう一人弟がおりますぞ」と言ってしまったのです
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ハガクレ
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あれ?家光さんには確かもう一人弟がいましたよね?忠長とかいう・・・。確か秀忠さんとお江与さんは家光より、こっちの忠長のほうをすごい可愛がっていて、将軍にしようとしたんでしたよね
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保科正之
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そのようでございます。家光殿は弟の忠長殿と非常に仲が悪く、秀忠殿とお江与様が亡くなられた後、忠長殿を殺してしまったようでございます
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ハガクレ
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へーーー!じゃあもう一人弟がいるって知った時の家光さんはビックリしたでしょうね?まだクソ生意気なヤツがいるのか!?みたいな
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保科正之
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そのようでございました。それがしの存在を知った家光殿は、かなりそれがしの事を嫌に思ったそうでございます
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ハガクレ
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まさか命を狙われたとか?
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保科正之
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いいえ。そのような事はございませんでしたが、ただ、隠密を使い、それがしのことを色々と調べたようでございました
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ハガクレ
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で?家光は隠密を使って調べた後、どういう行動に出たんですか?
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保科正之
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どうやらそれがしに非常に興味をお持ちになったようでございました
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ハガクレ
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そうなんですか?なんでかな?
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保科正之
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正直、それがしは保科の家に大変良くしていただきましたし、今のままで充分満足しておりました。将軍の息子だからといって、将軍の座を狙うとか、そのような考えは一切ございません。ですが、家光殿は何かとそれがしを気にするので、周りの者たちが何事かと騒々しくなってきたのでございます
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ハガクレ
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正之さんが弟って事がバレたんですかね?
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保科正之
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人の口に戸はたてられぬゆえ、どこからかそのような噂が出たようにございます
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ハガクレ
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ふーん
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保科正之
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ある日江戸城に登城する日があり、わが保科家は下座ゆえ、それがしは今までどおり下座へ座ったのでございます。それを見た家光殿がくるっと周りを見てボソっと「正之より上座に座れる身分ではなかろうに」とつぶやいたのでございます
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ハガクレ
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へぇー!家光さんが正之さんを弟と認めたってことですね
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保科正之
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そのようでございます。で、次の登城の際、なぜか皆廊下に出ているのでございます。それがしは何事かと思いましたら、どうやらそれがしより下座に座らなければということで、皆廊下でそれがしが来るのを待っていたのでございます
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ハガクレ
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なんじゃそりゃ!?じゃあ正之さんはどうしたんですか?
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保科正之
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それがしは上座へ座れるような身分ではございませぬ。皆様には余計なお気遣いをなされぬようお願い申し上げました
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ハガクレ
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あらー。謙虚ですねー
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保科正之
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家光殿はそれを見て、ますますそれがしをお気に召したようでございました
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ハガクレ
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そうでしょうねー。もう一人の弟とは大違いですもんね
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保科正之
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ある日、馬を見るというイベントがございまして、わが保科家も出席させていただいたのですが、その時家光様が突然大声でそれがしの名を呼び「おぬしは常にワシの隣におれ」と言ったのでございます
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ハガクレ
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うわー!将軍お墨付きですねっ
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保科正之
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ですが何度も言いましたように、それがしは保科家の息子でございます
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ハガクレ
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でも将軍の弟ですよ!!
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保科正之
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いえいえ。そのようなもったいないお言葉をかけていただいただけでも、それがしは幸せ者にございます
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ハガクレ
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ホント謙虚なんですねぇ
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保科正之
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家光殿はこんなそれがしを会津藩主に昇進させてくれました。それがしは家光殿、いえ、徳川の御為にずっと忠誠を誓うことにしたのです
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ハガクレ
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へー。どんな風に?
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保科正之
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会津藩はいかなることがあっても徳川に刃を向けるようなことはしてはならぬ。徳川の為に忠誠を誓い続けろという家訓を作ったのでございます。もしそれを破った場合はそれがしの子孫ではない・・・・と
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ハガクレ
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はぁ〜。だから幕末の時、会津藩は大変な目にあっちゃったんですね
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保科正之
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何でしょうかそれは?
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ハガクレ
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いえね、会津藩の人たちは正之さんの家訓を守り続けたんで幕末大変なことになっちゃったんですよ
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保科正之
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ふむ?それは一体?
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ハガクレ
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実はですね、徳川十五代将軍の時にね、薩摩藩や長州藩なんかが徳川を倒すべく争いが勃発するんですよ。でも会津藩は最後の最後まで徳川の為に戦い続け、街中めちゃくちゃになり、沢山の人が死んでしまったんです
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保科正之
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なんと!
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ハガクレ
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で、徳川は負けて滅亡しちゃったんですよ
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保科正之
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そうであったか・・・・。だがそれがしの子孫は最後まで武士らしく義を大切にしたのであるな?
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ハガクレ
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そうです
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保科正之
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そうであったか・・・
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ハガクレ
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し、しんみりしちゃいましたね(汗)いやでも、保科正之さんはホント名君で色んな制度を作ったりしたんですよね!もっと歴史に名を残していいはずなんですけどね〜
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保科正之
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いえいえ。このような場に呼んでいただけただけでも充分でございます
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ハガクレ
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ほんっと、謙虚な人ですね
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