堀尾吉晴にインタビュー | |
ハガクレ |
今回のゲストは、2006年大河ドラマ「功名が辻」に出ている山内一豊の良きライバル・堀尾吉晴さんでーす! |
堀尾吉晴 |
ライバルかぁ・・・ |
ハガクレ |
なんですかその間の抜けた感じは |
堀尾吉晴 |
いやぁ、なんかピンとこないって言うかさ |
ハガクレ |
じゃあオトモダチ? |
堀尾吉晴 |
そうだなぁ |
ハガクレ |
なんかホニャホニャしてますねぇ。堀尾さんはドラマでは山内一豊と中村一氏とで共に苦労を分かち合ってる三人組って感じがしますよ? |
堀尾吉晴 |
なんかなぁ。今思い起こしてみるとあいつらとはイロイロあったなぁと思ってさあ |
ハガクレ |
ん?じゃあその辺のことを突っ込んでいきましょう! まず吉晴さんってどーして秀吉さんに仕えてたんですか? |
堀尾吉晴 |
オレんちは、岩倉織田氏の重臣の家なんだよね。あ、一豊もおんなじ。でもって、岩倉織田氏は信長のとこに滅ぼされてさ。オレ、浪人だったんだ。そこを秀吉様に拾ってもらったのさ |
ハガクレ |
なんか一豊さんと似てますね |
堀尾吉晴 |
そだなー。あいつらとはずっと一緒に頑張ってたなー |
ハガクレ |
一氏さんは誰よりも出世しようと思ってたみたいですけど、吉晴さんは? |
堀尾吉晴 |
んー。オレってそこんとこ抜けてるみたいでさー。妻にもよく怒られてたんだけどさー。人が良すぎるみたいで、イライラさせっぱなしだったんだよなー |
ハガクレ |
なんかそんな感じしますよ |
堀尾吉晴 |
しまいには「仏の茂吉」なんてゆーあだ名までついちゃってさー。へへへ |
ハガクレ |
いいのか悪いのかは抜きとして、ほんと優しそうですもんねー。じゃあ吉晴さんはあんま出世しなかったんですか? |
堀尾吉晴 |
んーそれがそうでもないんだけどさー。まぁ最終的には一番出世したのが一豊で、次が一氏かな?でもってオレは最後だけど、充分だよー |
ハガクレ |
はぁ・・・。えっと吉晴さんも、一豊・一氏とならんで豊臣秀次の宿老になったんですよね?その頃の思い出とかありますか? |
堀尾吉晴 |
あー。一個むかついたことがあったなー。北条攻めの時にさ、山中城ってとこを攻める戦いがあったんだよ |
ハガクレ |
ふむふむ |
堀尾吉晴 |
そこでさ、オレ、めっずらしくナイスな場所に陣取りしたんだよ。 |
ハガクレ |
良かったじゃないですか! |
堀尾吉晴 |
だけどさー、一氏のヤツが秀次殿に「堀尾が陣獲った場所をワシに譲るように言ってくれ」ってお願いしたらしくてさ、わけわかんないうちにオレ、場所替えさせられたんだよ |
ハガクレ |
はぁ |
堀尾吉晴 |
で、結果一氏がすごい大活躍してさ、あの時はさすがのオレも怒ったなぁ |
ハガクレ |
なんか、仲いいんだか悪いんだかよくわかんないですね |
堀尾吉晴 |
みんな出世するのに必死だったからさ、トモダチだろうがなんだろうが関係ないんだよ |
ハガクレ |
寂しいなぁ |
堀尾吉晴 |
一豊だってアイツ、ひでー事したんだぜぇ |
ハガクレ |
え?あのボケラっとした一豊さんが? |
堀尾吉晴 |
そうなんだよ。うちの息子の忠氏から聞いたんだけどさ、関ヶ原の合戦に行く時に一豊と一緒になったんだって |
ハガクレ |
へー。息子さんも、吉晴さんと仲良しの一豊さんと一緒だったら安心でしょうねー |
堀尾吉晴 |
いや、それがさー、馬の上で二人でペラペラ喋ってたらさ、息子がこう言ったんだって 「それがしは、家康殿にわが城を献上するおつもりです。わが城は浜松にあり関ヶ原へ行く途中の寄り道場所となってます。そこでわが城を自由にお使いくださいといえば、家康様も感激すると思うのです」とな |
ハガクレ |
ん?なんかそのセリフ、どっかで聞いたことあるなぁ |
堀尾吉晴 |
有名な小山評定での出来事だよ。 まださ、皆の心は揺れ動いてたんだよ。西軍につくか・東軍につくかでさ。 で、小山評定で福島正則が「ワシは家康様につく!」って言ったわけよ。 そこでうちの息子が「東海道を攻めるなら城と兵糧が必要でしょう。それがしの城を家康殿に献上しましょう」と言うはずだったんだけどさ |
ハガクレ |
ま・・・まさか |
堀尾吉晴 |
そーなんだよ。一豊が先に言っちゃったんだよ。ったくアイツひどいだろ? |
ハガクレ |
うっわぁ〜横取りですか |
堀尾吉晴 |
もーうちの息子カンカンよ。「オヤジのトモダチ、最悪なヤローだぜ!」って怒り狂ってさぁ |
ハガクレ |
一豊さん・・・やりますな |
堀尾吉晴 |
奥さんの千代殿の知恵がちょっとは移ったんじゃないのかぁ |
ハガクレ |
一氏さんも言ってましたけど、千代さんってそんなに賢かったんですか? |
堀尾吉晴 |
うん。賢かった。一豊には勿体無いくらい賢い人だったなぁ。男だったら天下取りレースに参加できたんじゃないかな |
ハガクレ |
へー |
堀尾吉晴 |
うちの奥さんなんかさ、息子が一豊に騙されたって聞いてすごい怒ってさ!「あんたが出陣しないからよっ!」って、そりゃすごいのなんの |
ハガクレ |
なんで吉晴さんは出陣しなかったんです?あんな大きな戦いなのに |
堀尾吉晴 |
いやぁ、戦いの二ヶ月前にさー、宴会があってさー、そこでスパイと間違われて撲られて怪我しちゃったんだよー |
ハガクレ |
ドジ・・・・ |
堀尾吉晴 |
まぁ誤解は解けたんだけどさ、怪我が治んなくって、代わりに息子に出陣させたんだよなー。でもまぁ、東軍が勝っていちおーオレら、加増してもらえたし、いいってことよ |
ハガクレ |
そうなんだ |
堀尾吉晴 |
いちおー24万石だぜ?一豊とおんなじだよ。ケドさ、隠居してのんびり暮らそうと思ったのに、息子がすぐ死んじゃってさぁ |
ハガクレ |
息子さん不幸ですね・・・手柄は取られるわ早死にだわ・・・ |
堀尾吉晴 |
なー。可哀相だよなー。仕方ないから孫を跡継ぎにしたんだけど、まだ9歳でさぁ。 悠々隠居の夢は崩れて、オレ、死ぬまで後見人として働いたんだぜぇ |
ハガクレ |
ご苦労様ですね |
堀尾吉晴 |
あ、オレんちってその後どうなったか知ってる?? |
ハガクレ |
あー、まぁ言っちゃいますけど、お孫さんが35歳で死んじゃうんですけど、子供いなかったんですよー。だから一氏さんとこと同じく御家断絶になっちゃいました |
堀尾吉晴 |
ほー。まぁ仕方ないなぁ〜。で?一豊んとこは? |
ハガクレ |
一豊さんとこは、弟さんの息子を養子にして存続しましたねー。家康さんの娘さんを奥さんにもらったんでラッキーでしたよ。幕末までずっと続いてましたねぇ |
堀尾吉晴 |
人生って不思議だよな〜。子がいない一豊んとこが残って、子がいるオレらんとこが断絶かぁ・・・人生っておもしろいよなぁ? |
ハガクレ |
おもしろいっていうか・・・。まぁ、おもしろいですねどねぇ |
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