性と愛の日本史


         


世之介

井原西鶴の書いた「好色一代男」の主人公 世之介

この人、ほんっとすごい!ほんとに好色であります(笑)

どんな人生かというと・・・

主人公「世之介(よのすけ)」は7歳の時に初恋
8歳の時にラブレターを代筆してもらうほどのマセガキ
19歳の頃にはプレイボーイとして有名人
さぁそろそろ吉原へデビューするか!という時に、あまりの遊び好きに親に勘当されちゃいました
困った世之介はお金もないので仕方なくお寺へ住みこむことに
ここで男色の味を覚えちゃいます

それからは何かがふっきれやりたい放題
34歳の時に父親が死に莫大な遺産をゲット!
早速吉原へ行きお気に入りのお姉ちゃんを愛人にしちゃう
さらに身請けもしちゃってやりたい放題の人生を送るのです

どうですか!?男性からみたら最高にうらやましい人生じゃないですカ!

生涯関係を持った女性は3742人 男性は725人とめっちゃ大変そうな人数ですが
さくさくっと世之介の恋愛遍歴を抜粋していきましょう!


10歳
自分は男色のケがあるな〜と思ってた世之介ですが、ある日山へ遊びに行きました
すると雨が降ってきて困ってるとこに、一人のりりしい男性が傘をさしかけてくれました
ここで世之介、その人を口説いちゃった
10歳で少年側から声をかけるというすごさ
ちなみにこの男性とは20年後に再会
そしてその男性の家に泊まるんだけど、夜になり世之介は今まで付き合っていた女性達の怨念に悩まされた
そこをこの男性に助けてもらうのであります
世之介は「男色というのは何年たっても性的関係を超える深いものがある!!」と語っております

11歳
伏見の遊女を見受け

18歳
完璧な放浪者

19歳 
覚悟を決めて出家する

27歳
神職になるも、塩釜で女性にヒトメボレ
が、ダンナがいたので怒られた

盗賊と間違われて牢屋へ。そこで女と出会い駆け落ち
が、女は捕まり殺された

32歳
江戸へ出るとセレブ男性に気に入られ、一緒に京都へ
島原に遊びに行くも遊女に軽くあしらわれ「絶対太夫と遊んでやる」と決意!

34歳
親が死んでしまい、多額の遺産をゲット

こっから先は遊び三昧
吉野太夫をはじめとした有名遊女と遊びまくり!

60歳
遊びに遊んだ世之介は、最後の遊びをすることに
好色丸という船にのり、たくさんのお宝と責め道具を積み込んだ
で、海のかなたにある女だらけの島「女護が島」へ旅たち、帰ってこなかった


うーん。最後、どうなったんでしょうねぇ〜?
果たして女だらけの島にたどり着けたのでしょうか??
しかも持っていった荷物は「責め具」(笑)
ほんと好色男の世之介でした








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