個人的に、ここで取り上げるテーマの中でもっとも好きじゃないテーマですねーコレは(^^;)
でも、日本史のお勉強をしているうちに、うようよ(?)出てきちゃうんだもん
ってことで、ちょこっとロリコンについて紹介しますが
現代における「ロリコン」というのは、成人男性が幼い少女を愛するというもの
日本は小姓や稚児といった少年達を、男性が愛するという男色・衆道文化が盛んだったことは男色の歴史のとこで詳しく紹介してますが、男性が少女を愛するというパターンは、ロリコンとしか表現するしかないんですよねー
もっといい言葉があればいいんだけど、他に表現方法がないんで「ロリコン」にしちゃいます
なんかね、ロリコンっていうと、嫌なイメージがあるんでね(^^;)
まぁ、個人的意見はおいといて、日本史にみるロリコンをちょこっと紹介していきましょう
ワタクシの中でまず思い浮かぶのは72代目天皇の白河天皇ですねー
この人、歴史の勉強でよく出てくる「院制」というシステムをスタートさせたお方なんですが、なんせ女好き
もちろん男も好き
平清盛はこの人の隠し子と言われております
そんな白河がめっちゃくちゃ可愛がったのが、藤原璋子(しょうし)ちゃん
美少女の璋子ちゃんが可愛くって可愛くって、もーーーお布団で一緒に寝ちゃったりしてました
でもって、璋子ちゃんが17歳になった時、なーんと自分の15歳の孫・鳥羽天皇と結婚させちゃいました
で、ずーっと二人はお付き合いしてたのです
わかりますか??白河天皇は、孫のお嫁さんと不倫をしてたんです
鳥羽天皇はおじーちゃんのいうコトに逆らえず、ガマンの日々・・・
そして璋子ちゃんが男児を出産しちゃったんですけど、これは白河天皇との間に出来た子なんですねー
鳥羽天皇は、おじーちゃんと妻の間に出来た子供を自分の子として育てるハメに
しかも白河天皇は、この子が5歳になった時、鳥羽天皇に「お前もー天皇やめろや。この子を天皇にしてあげろや」と命令
で、この男児が75代 崇徳(すとく)天皇となるわけです
この後、いろいろゴタゴタがあります
鳥羽としては、崇徳天皇がめちゃ可愛くない。他の側室との間に生んだホントーの自分の息子を天皇にしたい
ってことで、白河天皇が死んでから逆襲に出るんです
でもって、保元の乱という戦が始まり、崇徳天皇は負けちゃうのです
崇徳天皇の「崇」っていう文字は、殺されたり追放されたりした天皇に後からつけられる名前なんですねー
保元の乱ってのは、白河天皇のロリコン趣味が発端となった戦なのでした
お次の有名ロリコン人はというと、島左近
戦国時代の超強いお人
石田三成の家臣で、三成に過ぎてるものと言われたほどの猛将
だけどどーやら少女が好きらしいんですよねー
司馬遼太郎の「関ヶ原」でも、そこんとこが紹介されております
お次は徳川家康
家康は後家好きとして有名なんですけど、晩年はロリコン
若い頃はなんせ子供を産まなくちゃ!!ってことで、後家さんをチョイスしまくった
ナゼ後家??とゆーと、一度他の男との間で子供を産んでるから、産めない女じゃないってことがわかってるから
とゆーことで、後家さんばっか側室にしてました
でも、幕府を開き徳川政権になってきてからは若くて可愛い女の子ばっか側室にしてました
なんか、最初は実用的(ってのも失礼ですが)なチョイスをするってのが、家康らしいですねぇ
でも、よーく考えると戦国武将なんかは多く側室を持ちますよね
でもって、その中には10代の少女もわんさかいるので、みんなロリコンっつっちゃあロリコンになってしまいますね
政略結婚がほとんどなので、ロリコンじゃなくてもロリコンに当てはまっちゃう人もいるだろうし
ってことで、この時代のロリコンってのは、ロリコンになるべくしてなったって人はそんなにいないかも
断言できなけどね
近代文学の中ではロリコンがテーマになったものが多く出てきます
例えば谷崎潤一郎の「痴人の愛」もそう
中年男が15歳ほどのカフェの従業員ナオミに翻弄されまくるし
でも文学の中で 忘れちゃいけないのが「源氏物語」
主人公の光源氏は、なんと10歳の紫の上を自分とこに連れてきちゃいますからねー
で、自分好みに育てた挙句、妻にしちゃいますからねー
まぁ、このへんでロリコンについては終わりにしたいと思います
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