性と愛の日本史


         


花山天皇

日本にはすごい好色の天皇がいっぱいいますが、この人は結構スゴイ
それが65代目の花山天皇

花山天皇の父親は冷泉天皇というんですが、この方は幼い頃から重度の精神障害がありました
精神障害があるのに天皇になれたのは、権力を我が物にしたいという藤原氏の陰謀であります

思い通りになるということで天皇にさせましたが、どうやら重症だったようで、突然奇声を張り上げたり、大声で唄を歌い始めたり
さすがに藤原氏もこれじゃまずいなってことで、冷泉を天皇の座から降ろしました

そんな冷泉の子が花山天皇
どうやら、この人も奇妙な行動が多かったらしい
が、冷泉の場合はあきらかに精神障害があるってことがわかったんんだけど、花山の場合は正気なのか狂気なのかイマイチわからなかったらしい

さらに女性に対しては熱しやすく冷めやすいタイプで、最初はめちゃくちゃ熱愛するんだけど、すぐ飽きて捨てるという人でもありました

そんな花山が天皇に即位する時にとんでもないことをしでかしました

即位式の直前に高御座に座って式が始まるのをまっていた花山
そこでひときわ美人な馬内侍という女官をみつけちゃいました

花山は大事な即位式をそっちのけで、なんとその女官を高御座に引きずり込み無理やりエッチ
女官は新天皇にいきなり迫られてさぞかし驚いたことでしょう

で、高御座の側にいた家臣がいきなり花山がエッチしだしちゃったもんだからビックリ!
「な。なにやってんですかおの大事な時に!早くやめてください」と、注意するも花山は「うるさいなぁ」と無視し続けたそうです

やっとこさ即位式が終わりましたが、周囲は驚きの色を隠せませんでした
というか・・・即位式の最中に無理やり女官にエッチした天皇ってすごくないですか?

そんなこんなで新天皇になった花山ですがめちゃくちゃ好きになった女性ができました
藤原シ子(漢字が難しすぎて出なかった〜)という女性
ものすごい美人だったようで、16歳で入内したんだけど花山は他の女性をほったらかしにしてシ子ばっかりを溺愛しまくり

で、シ子が妊娠したんだけど、親元にも帰さず「ダメ。一緒にいて!」と命令
当時の出産というのは「穢れ」と言われていたので、これはものすごい珍しいこと
さすがにシ子のお父さんが実家に帰らせようとしたんだけど、花山天皇は「もう少しいて〜」とお願い

そのうちシ子はつわりがひどくなり、めちゃくちゃやせ細ってしまいました
でも花山は「会いたいから来て!」と命令
ついにシ子のお父さんが奪うように自分の屋敷に連れて帰るという始末

やっとこさ実家に帰れたシ子ですが、かなり具合が悪かったらしく、なんと妊娠八ヶ月目で死んでしまいました
もーーー花山は大ショック
毎晩毎晩泣きまくり
が、宮中では「妊娠して具合が悪いシ子に無理やりエッチしたからじゃないのか?」と、みんな噂してました

で、花山はこの後家臣に騙され出家し、天皇の座を奪われるという事件を起こしてしまうのであります


この後、花山はどうなったか??というと・・・

やはり往来の女好きの血がムクムクと出てきました
で、母のいるトコに滞在するんだけど、ここで家臣の妻とその娘とエッチしちゃいました
さらに、大好きだったシ子の妹にも目をつけちゃいました
ちなみにシ子は次女で、この妹は四女
妹は自分の姉の元・ダンナなのでずーっと断ってましたが、花山はお構いなしで強引い通い続けました

ところで、この妹のすぐ上のお姉さん(三女です)には彼氏がいました
それが花山が天皇を辞めた後、天皇になっていた68代一条天皇の皇后・定子のお兄さんの藤原伊周(これちか)
自分の彼女(三女)のとこに来てると勘違いして、なんと花山の牛車に矢を射るという大事件を起こしてしまうのであります
これが大問題になってしまうのであります
詳しくは当サイトの歴史の流れをチェックしてね

ほんとーーーーにお騒がせな天皇だったのでした








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