性と愛の日本史


         


白河天皇

72代目の白河天皇はとーっても有名な天皇であります
なんせ権力をほしいままにし、「思い通りにならないのは、賀茂川の水と双六の賽と僧兵くらいかな」と言ったほどの人
「院政」というシステムを作り、保元の乱を引き起こした原因でもあり、そしてあの平清盛の本当のお父さんでもあります

では、そんな白河天皇の好色ぶりを紹介しましょう!

白河は13歳の時に藤原道子と結婚しましたが、11歳年上だったので興味なし
そこへ15歳の賢子(けんし)という女性が入内してきました

若くて可愛い賢子をめっちゃ気に入った白河は見苦しいほど愛しまくり
寵愛ぶりはずーっと続き、ほとんど毎晩入りびたり
賢子は二男三女を出産しました

ちなみに、賢子が出産のため里帰りしている間は、乳母の経子が夜のお相手
子供も生んじゃってます

白河はマジで賢子が大好きだったんですが、なんと賢子が28歳という若さで死んでしまいます
もーーーホントに悲しかったらしく、呆然の白河
賢子の遺体をずっと抱きしめて動きませんでした

家臣が「天皇が遺体の側にずっといるという先例はありません。早く離れてください」と言ったんだけど、「うるさい
!先例がなければ俺が先例になればいいだろ?」と、ずーっと遺体を抱き続けていたそうです

白河はその後食事も喉を通らず、ずーっとふさぎ気味
で、とうとう8歳の息子に天皇の座を譲り、自分は院政を敷き、政務を担当することになったのであります

賢子の死から立ち直るべく、白河は賢子の妹で美しいと評判の師子を寵愛するようになりました
が、賢子のようには寵愛することはなく、次第に愛情は薄れていきます

そんな時、22歳の師子を宴会で見てヒトメボレしちゃったのが関白の息子・忠実17歳
恋焦がれまくり、「このままじゃ死んだ方がましだ!」と大暴れ
仕方なく忠実の母が白河に相談し、白河は師子を忠実にあげちゃいました

次に白河の寵愛を受けたのは祇園の女御と呼ばれる女性
どうやら水汲みをしていた女で、白河の行列を眺めているところをチェックされたらしい
白河はこの女性をものすごく寵愛しまくりました

が、この女性もとある男性にプレゼントしちゃいます
それが平家のボス・平忠盛
祇園の女御はこの時妊娠しており、妊娠しているまま忠盛に譲りました
生まれた子供が平清盛です

そんな白河の元に可愛い女の子が養女としてやってきました
それが5歳の藤原璋子
白河はこの可愛い女の子をめっちゃ可愛がり、一緒のお布団で寝ちゃうほど
璋子は成長していくにつれものすごい美少女になっていき、白河とエッチしちゃうのであります

さてさて、白河はずーっと院政を続け政治の大ボスとして君臨しておりました
天皇はというと、孫の鳥羽天皇が即位してました
白河は自分の孫である鳥羽と大好きな璋子を結婚させたのであります

鳥羽からしてみれば「えぇっ・・・。おじいちゃんの愛人と??」状態ですが、白河に逆らえるはずありません
白河は新妻となった璋子をずっと可愛がり続け、とうとう妊娠してしまいました
鳥羽はそんな二人がとても憎たらしかったらしく、白河が死んでから生まれた子供をものすごく冷遇し、自分の本当の子供を次の天皇にしております

白河の女好きが保元の乱という戦いを起こしてしまったのでした










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