ヒゲよさらば!!
H20.2月

日本の歴史において、「ヒゲ」は男らしさの証!!みたいなものでありました

ケド、現代はヒゲもじゃは嫌われる傾向に

今回は、男性の「ひげの歴史」についてコラムってみたいと思います


ヒゲってのは、勝手に生えてきちゃうもんなんで伸ばし放題ですが、どーやら仏教伝来の時にヒゲを剃るという習慣がやってきたらしいです

でもってヒゲ剃りなるものが出来るんですが、実際は小刀なんかで剃ってたらしいですね〜

セレブの間では、ヒゲを伸ばさないのがお約束だったので、公家たちは一生懸命剃っていたわけです

が!!戦国時代になってから「ヒゲ」のイメージが一新

強いものが勝つ時代なので、つよーーーく見せるためにヒゲが大人気に

特に人気はあごひげ

有名な話ですが、豊臣秀吉は作ったヒゲをつけてました
付けヒゲでございます

戦国時代はヒゲ自慢も盛んになっちゃいます

しかも!戦ではヒゲのない首は女の首と間違っちゃう!だからヒゲのない首をとっても恩賞ナシ!ってなことまで出てきちゃいました


で、武士たちも自分の首を野ざらしにされないように、あえてヒゲを生やして男であることを証明したのであります


江戸時代になってもヒゲブームは続きます

セレブだけじゃなく、一般庶民にも大流行

カッコイイ付けヒゲをつけまくっておりました

が!!突然江戸幕府からこんな命令が!!

「老人以外はヒゲNG」というもの

なんで???


どうやらヒゲ熱がヒートアップしすぎて危険!!だからだそうです

ほかにもね、土井利勝とゆー幕府のお偉いさんガラミのお話も残ってます

この人、実は家康の隠し子と言われてる人

でもって、めっちゃ立派なヒゲがありました

ある日知り合いが「利勝さんのヒゲは、家康殿とソックリですなぁ〜」と褒めまくり

すると利勝「なんて恐れ多いことを!!」と怒っちゃって、翌日からヒゲをそり落としてきちゃったのであります

これがきっかけになったのか、なぜかヒゲブームが下火に

で、とうとう1670年代後半には、ほとんどヒゲをはやした人がいなくなっちゃいました


この頃になると、ヒゲがある人は


・ヒゲを剃ることができない病人や老人

・医者・儒者・俳諧師などの特定の職業


で、ヒゲイメージはというと・・・ 強い人=「悪」なーんてイメージも定着しちゃいました

そんなヒゲですが、明治時代になるとまたも再ブーム★

日露戦争なんかが始まり、またも「強さ」をあらわすためにヒゲが出てきたのであります

ちなみに、現代のサラリーマンは「ヒゲ禁止〜!!」なトコが多いですよねぇ〜

が、歴史は繰り返すので、またもヒゲOK!歓迎!!なくらい、ブームが来るかもしれませんね〜