とおりゃんせ


とおりゃんせ とおりゃんせ

ここはどこ細道じゃ

天神様の細道じゃ

ちょっととおしてくだしゃんせ

ご用のないものと おしゃせぬ

この子の七つのお祝いに

お札をおさめにまいります

行きはよいよい 帰りは怖い

怖いながらもとおりゃんせ とおりゃん せ


発祥は川越市の「三芳野神社」と言われています。

この神社がお城の中にあったため、一般人は簡単に
お参りに行くことができませんでした。


年に1度だけ許される参拝の日のみ、
神社に行くことが出来たのです。

が、帰りは城内から大事な物を持って帰っていないかどうかと
チェックがすごく厳しかったため
この歌が歌われたといわれています。


これが正しければ、全然怖いお話ではありません。

が、この歌の歌詞の由来は色々あるのです。


一説はずばり「
子殺し

貧乏な農家では、増えすぎた子供に困っていました。

そこで口減らしに子供を捨てに行くという歌と言われています。

また「
水子」のことを唄っているとも言われています。


また江戸時代に関所を通る時には「手形」が必要でした。

お札は「手形」のことと言われています。

手形を持たないものは関所を通れないのですが、
親が危篤という場合、頼み込んで通してもらいました。

が、帰りは手形がないので帰れないということで

行きはよいよい帰りは怖い」と唄われたとも。