あ行 |
芥川龍之介 あくたがわりゅうのすけ |
・人生は一箱のマッチに似ている。重大に扱うのはばかばかしい。しかし重大に扱わなければ危険である。 ・われわれを恋愛から救うのは理性よりもむしろ多忙である。 |
明智光秀 あけちみつひで |
・時は今 あめが下しる 五月かな 解説・・・光秀が本能寺の変を決行する前に詠んだ歌。「いまこそ、土肥一族であるこの自分が天下を取る時がきた・・・」という意味をもつ歌と言われている ・敵は本能寺にあり 解説・・・日本史上、超有名な言葉。もちろん敵とは主君・織田信長 ・仏のウソを方便と言い、武士のうそを武略と言う。土民百姓かわゆきものなり |
浅野内匠頭 あさのたくみのかみ |
・風さそう 花よりもなお 我はまた 花の名残を いかにとやせん 解説・・・切腹前に詠んだ辞世の句です 「風に誘われて散る花も名残おしいけど、それよりも自分が切腹しなければならないのが なお名残惜しい・・・」という悔しさを詠んだ句です |
足利尊氏 あしかがたかうじ |
・五月雨は 露か涙か 不如帰 我が名をあげよ 雲の上まで |
足利義輝 あしかがよしてる |
・この世は夢のごとくに候 解説・・・戦うことに疲れた尊氏。思わず「この世は夢のようなものです。ボクは早くこの夢から覚めたい」と言っちゃいました |
新井白石 あらいはくせき |
・不名誉は樹の切り傷のごとく 解説・・・今はちっちゃな不名誉でも、大きくなるにしたがってその傷は大きくなりますよという意味です |
有島武夫 ありしまたけお |
・容易な道を選んではならぬ 近道を抜けてはならぬ 解説・・・大なる健全性へ より抜粋。人間ってのは、楽な道を選んじゃうもんですよね。でも、楽した分苦労があとからやってくるんだよ〜というもの ・愛の表現は惜しみなく与えるだろう。しかし、愛の本体は惜しみなく奪うものだ |
井伊直弼 いいなおすけ |
・人は上なるも下なるも 楽しむ心がなくては 一日も世を渡ることは難しい 解説・・・幕末の大老のお言葉。どんな身分の人でも、何かを楽しむ気持ちがなければ生きていけないというお言葉 ・足る事を知りて楽しむ快楽ならでは 実の楽しみにあらず 解説・・・これで十分だよ!と満足しながらの楽しみでなければ本当の楽しみとはいえないということであります |
石川五右衛門 いしかわごえもん |
・石川や 浜の真砂は尽くるとも 世に盗人の種は尽きまじ 解説・・・大泥棒石川五右衛門が、釜茹での刑に処される時に詠んだ歌 が、どうやらこれは作られたものらしい |
石川啄木 いしかわたくぼく |
・恋は人生の全てではない その一部分だ しかもごくわずかな一部分だ! 解説・・・失恋して悲しんでいる人に言ってあげましょう |
石田三成 いしだみつなり |
・大義を思うものは、たとえ首をはねらるる前であろうとも命を大切するものだ 解説・・・このコトバは関ヶ原で負けて首を刎ねられる直前に言った言葉です。大きな志を持つ人は死ぬ直前までも命を大切にするというセリフです ・筑摩江や 芦間に灯す かがり火と ともに消えゆく 我が身なりけり |
板垣退助 いたがきたいすけ |
・板垣死すとも自由はしなず 解説・・・明治時代のお偉いさんの有名なセリフ。が、このセリフを本当に言ったかどうかは謎 |
一休宗純 いっきゅうそうじゅん |
・世の中は食うて糞して寝て起きて さてその後は死ぬるばかりよ 解説・・・テレビアニメにもなった一休さんの言葉。この生臭坊主ぶりはなかなかステキ ・借用申す昨月昨日 返済申す今月今日 借り置きし五つのものを四つ返し、 本来空(くう)にいまぞもとずく 解説・・・今まで借りていたもの(自分の体)を返します。借りていた5つ(地・水・火・風・空)の四つを返して本来の空(くう・形のないもの)に戻ります ・なるようになる 心配するな 解説・・・一休さんが死んだ後、弟子たちに「本当にこまったことがあったら開けるように」と箱を渡しました。何年か後、ほんとーに困ったことが起きてしまい、弟子たちが箱を開けると、小さな石があり、そこに「なるようになる 心配するな」と書いてありました いいお話やぁ〜 ・この世にて慈悲も悪事もせぬ人は、さぞや閻魔も困りたまはん |
一遍 いっぺん |
・我というは煩悩なり ・ワシの葬式など立派に行ってはならぬ 遺体は野に捨て 獣に与えるがよい 解説・・・達観した人がいうお言葉ですねー! |
伊藤左千夫 いとうさちお |
・恋の悲しみを知らぬものに恋の味は話せない |
伊藤東涯 いとうとうがい |
・一善微なりといえども、日に養うて害せざればついにその徳をなす 解説・・・江戸時代の儒学者のお言葉。小さいことでもコツコツと行っていれば、いつかそれが自分のものとなり、徳となりますよとゆーこと |
伊藤博文 いとうひろふみ |
・大いに属する人をおそれよ いかに剛にみゆるとも 言動に余裕と味のない人は大事をなすに足らぬ |
伊庭八郎 いばはちろう |
・まてよ君 冥土も共にと思ひしに志はしをくるる 身こそ悲しき 解説・・・大親友が戦死した時の言葉です |
井原西鶴 いはらさいかく |
・生あれば食あり 世に住むからには 何事も案ずるは損 解説・・・日本永代蔵より抜粋。人生どうにかなるさ〜的セリフ。生きてさえいれば何とか食べていけるんだから、この世に住んでいれば何とかなるんだから心配しないで成り行きに身を任せましょ ・世に住むからは何事も案じたるが損なり 解説・・・先を案じてたって仕方ありませんぜ〜 ・世に銭ほど面白き物はなし 解説・・・それにはマネーゲームできるくらい出世しなくちゃ(笑) |
今川氏真 いまがわうじざね |
・なかなかに 世にも人をも 恨むまじ 時にあはぬを 身の咎にして |
今川義元 いまがわよしもと |
・子供のケンカには関わるな 解説・・・が、子供のケンカに関わるどころか、子供の教育にも関わらなかった(?)義元。嫡男氏真はお坊ちゃま育ちでケンカ嫌いのよわっちい男に育っちゃいました ・童心を去れ |
今川寿桂尼 いまがわじゅけいに |
・わが遺骨を今川館の鬼門に埋めよ 死してなお今川家を守らん 解説・・・上の義元のおかーさんで、「女戦国大名」といわれた寿桂尼のおことば 死んでも今川家を守り続けるという意味なんだけど、残念ながら滅びてしまいました |
上杉鷹山 うえすぎようざん |
・成せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり 解説・・・やればできる!まず何事もやってみなければ! |
上杉謙信 うえすぎけんしん |
・四十九年一唾の夢 一期の栄華 一杯の酒 解説・・・死ぬ間際の言葉 「ワシの四十九年の人生は一唾の夢のように儚いものだ 一生の栄華も一杯の酒のようなものだった」 ・心に曇りなきときは 心は静かなり ・人が落ち目の時に攻め込むのは本意ではない 解説・・・武田信玄が死に、後継ぎが武田勝頼になった時、上杉家家臣らは「今が長年のライバル・武田家を潰すチャンスなのでは!」と言いました。が、謙信は「落ち目の時につけこむのはワシのやり方ではない」と意見を却下したのでした ・生を必する者は死し 死を必っする者は生く 解説・・・生きようとする人は戦場で死に、決死の働きをした者が生きていくという言葉 ・争うべきは弓矢にあり 米・塩にあらず 解説・・・有名な「敵に塩を送る」のセリフ。米や塩がなくて困るのは庶民達。自分達が戦うのは戦場であるという正々堂々とした謙信のお言葉 ・極楽も 地獄もさきは 有明の 月ぞ心に かかる雲なき |
植村直己 うえむらなおみ |
・夢を持てば何にだってなれる 解説・・・日本人初のエベレスト登頂を成し遂げた冒険家・植村直己の言葉 が、1984年に単独マッキンリー登頂に挑み「登頂に成功しました」というトランシーバーの声を最後に山に消えてゆきました |
宇喜多直家 うきたなおいえ |
・一人で事を成そうとするな 解説・・・出来ないことは、みんなで一つになってやったほうがいいですよとゆーこと |
内村鑑三 うちむらかんぞう |
・天職を発見するは最も困難である |
大久保彦左衛門 おおくぼひこざえもん |
・人は一代 名は末代なり 解説・・・人は一代で終わるけど、名前は末代まで続くぞというもの。武士道ワールドならではのお言葉 |
大隈重信 おおくましげのぶ |
・諸君は必ず失敗する。成功があるかもしれないが、成功より失敗が多い。だが失敗に落胆しなさるな。失敗には打ち勝たねばならぬ |
太田道灌 おおたどうかん |
・当家滅亡! 解説・・・めちゃくちゃ関東の上杉家に仕えたのに、最後は暗殺されてしまった気の毒な人。最後にこのセリフをさけび殺された。道灌の言うとおり、上杉家は滅亡した |
大谷吉継 おおたによしつぐ |
・契りあれば 六つのちまたに 待てしばし 遅れ先立つ ことはありとも 解説・・・自害の前に詠んだ辞世の句です 「男と男の約束(親友・石田三成)と約束したからには、あの世との境目の六道の辻で待っている。先に行くけど、あの世でまた一緒になろうではないか!」というまさに友情を詠んだ句ですねぇ ほかにも。。。この言葉は、平塚為広が詠んだ「名の為に 捨てる命は惜しからじ 終に留まらぬ 浮世と思へば」 という句に対してのお言葉とも ・人は金のみにで動くにあらず |
岡倉天心 おかくらてんしん |
・美しいものとともに生きてきた人だけが 美しく死ぬことができる 解説・・・美を追求してきた岡倉天心のお言葉。絵画でも音楽でも、自分が美しいと思った物とともに生きていれば、美しく死ぬことができるというもの。まぁ、個人的には「美しい心」とともに生きて美しく死にたいですね(笑) |
小笠原貞宗 おがさわらさだむね |
・礼の用 和を貫う 解説・・・小笠原一族の貞宗のお言葉。戦いも大事だけど、「礼」も大事。でもって「和」を欲したんですねぇ |
沖田総司 おきたそうじ |
・大刀を損じれば小刀を抜きなさい。小刀を損じれば鞘で、鞘を損じれば素手でも戦いなさい。戦場では誰も待ってはくれないのですよ |
荻生徂徠 おぎゅうそらい |
・学問とは 飛耳長目の道である 解説・・・江戸時代の学者さんのお言葉。勉強というのは、遠くの話に耳をよく澄まし、遠方までよーく観察するものであるというもの ・気質とは何をしても変化せぬもの 米はいつまでも米 豆はいつまでも豆 解説・・・ということで、人間の気質も人それぞれ。そういった気質を無視して、アレコレ押し付けるのはダメだよん |
尾崎紅葉 おざきこうよう |
・人間よりは金のほうがはるかに頼りになりますよ。頼りにならんのは人の心です |
尾崎秀実 おざきほつみ |
・墓地を買うことなど断じて無用たるべきこと。勿論、葬式、告別式など一切不用のこと。英子や揚子、並びに真に私を知ってくれる友人たちの記憶の中に生を得れば、それで満足 |
織田信長 lおだのぶなが |
・是非に及ばず 解説・・・信長が本能寺にて明智光秀に謀反を起こされ、自害する前に言ったといわれるラストセリフ。意味はいまだにわかってません ・臆病者の目には 全て敵が大軍に見えるのだ 解説・・・いつもビクビクしてる人は、たとえ敵がたいしたことなくても巨大に見えてしまいますぞ? ・人間五十年 下天の内を比ぶれば 夢幻の如くなり。一度生を得て滅せぬ者のあるべきか 幸若舞敦盛の一説です ・人 城を頼らば 人 城を捨せん 解説・・・お城など頼らずにいろって意味です。信長だからこそ言えるセリフですな ・器用というのは 他人の思惑の逆をする者だ 解説・・・なるほど〜 ・攻撃を一点に集約せよ、無駄な事はするな ・必死に生きてこそ、その生涯は光を放つ ・愚かな間違いを犯したら たとえ生きて帰ってきてもワシの目の前に姿を見せるな 解説・・・実の息子(長男)が戦に出るときに、信長が言った言葉です。厳しい〜 ・絶対は絶対にない ・仕事は探してやるものだ。自分が創り出すものだ。与えられた仕事だけをやるのは雑兵だ |
小野小町 おののこまち |
・花の色はうつりにけりな いたづらに 我が身世にふるながめせしまに 解説・・・小野小町の歌 意味は「美しい花の色も、いつまでも長い雨が降り続いているうちに褪せてしまう。その花のように私の姿をいつのまにか衰えてしまうのでしょうか」 寂しい歌ですね |
か行 |
貝原益軒 かいばらえきけん |
・知って行わざるは知らざるに同じ 解説・・・わかっていても実際に実行しなければ、わかってないのと同じことだろ?というもの。 ・老後の一日 千金にあたるべし 解説・・・老後は若い時よりも月日がたつのが早いもんだ。虚しく過ぎていかぬようにしましょう ・一切の病にみだりに薬を服すべからず。病の災より薬の災が多し |
春日局 かすがのつぼね |
・西に入る月をいざない 法をこえて けふぞ火宅をのがれけるかな 解説・・・火宅の人・春日局の辞世 どうやら死んだ後、枕の下においてあったらしい |
勝海舟 かつかいしゅう |
・政治の秘訣は何もない ただ正心、誠意の四文字だけだ 解説・・・私利私欲を持たず、誠意のある政治をするというこのお言葉、今の政治家にほんとよく聞かせたいですな〜 ・私は人を殺すのが大きらいで、一人でもころした者はいないよ 解説・・・勝海舟は直心影流の免許皆伝の腕前ですが、人を殺すのが大きらい。みんな逃がして殺すべき人でもまぁまぁといってほったらかしにしてたのでした ・事を遂げるものは、愚直でなければ ・急いでも仕方がない。寝ころんで待つのが第一 |
勝小吉 かつこきち |
・気は長く 心は広く 色(欲のこと)薄く 勤めは堅く 解説・・・上に書いた勝海舟のお父さんのお言葉。こうやって勝海舟を育てたんでしょうかね〜 |
葛飾北斎 かつしかほくさい |
・五年でもいい。五年の命があれば 本物の絵描きになってみせる 解説・・・余命が少ないことを知った時の北斎のセリフ |
加藤清正 かとうきよまさ |
・オレは早く死にたい 解説・・・関ヶ原の合戦後、自分が生きているうちに豊臣と徳川が戦うことになったら、自分は豊臣家を助けなければならない。そして徳川が勝つだろう。そして加藤家は潰されるだろう。そんなことが起きぬうちに早く死にたい・・・。辛すぎ ・屍を戦場にさらすとも褥の上にて死なんとは思い設けず 解説・・・自分の死は戦場で。布団の上で死のうとは思っていないという意味です ・表と裏、両面の心がけ、どれもおろそかにしてはならぬ ・よその若者を褒めることは、うちの若者をけなすことだ 解説・・・清正はほんと、部下思いで有名だったんですよね〜 |
蒲生氏郷 がもううじさと |
・一度立てた信念はつらぬけ ・どんな人間でも必ず使い道がある |
鴨長明 かものちょうめい |
・手の奴(やっこ) 足の乗り物 解説・・・一番自分の思い通りになるのは、手足。その手足を使って、自分で立ち上がりましょう!! |
川島芳子 かわしまよしこ |
・家あれども 変えるを欲せず 涙あれども 泣くところを得ず 解説・・・東洋のマタハリのセリフ。この言葉は川島芳子が好きだった言葉だそうです |
河合継之助 かわいつぐのすけ |
・はじめから死ぬことは覚悟していたが、こんなに痛いとは覚悟していなかった 解説・・・うわー。人間らしいセリフですねぇ。こういう正直なセリフ、好きだな |
川端康成 かわばたやすなり |
・騙されないで人を愛そう 愛されようなんて ずいぶん虫のいいことだ 解説・・・川端康成の「女学生」から抜粋。こうして皆さん大人になっていくのね〜 ・人間は、みんなに愛されているうちに消えるのが一番だ |
北大路魯山人 きたおおじろさんじん |
・自分が尊いことを知らないで何が出来ますか 解説・・・自分のいいトコを知らずして、何ができるのかな?もっと自分に自身をもって! |
吉川元春 きっかわもとはる |
・奥さんを大事にしなさい 解説・・・あえてブスと結婚した吉川元春。その奥さんのお父さんは「オレの娘、ホントぶさいくだよな。こんなんじゃ嫁の貰い手がないよ」と悩んでたところを、元春が「お嬢さんをボクに下さい!」と言って来たのに超感激。そのため命を賭けて主家である毛利家に仕えた。 |
空海 くうかい |
・生まれ生まれ生まれ生まれて生の始めに暗く、死に死に死に死んで死の終わりに冥(くら)し 解説・・何度生まれても、生きていた頃のことはわからないし、何度死んでも死んだ後のことはわからない ・心暗きときは、即ち遇うところことごとく禍なり 解説・・・落ち込んでる時は何やっても悪く見えちゃうよ!とゆー意味 |
楠木正成 くくすのきまさしげ |
・鶏鳴に起きざれば日暮れに悔いあり 解説・・・鶏が鳴く頃、つまりは朝早くに起きなければ、夕暮れに悔いを残すことになりますよというもの。 早起きして、朝日をたんまり浴びると1日爽快な気分で過ごせます。朝日はエネルギーを与えてくれますよーというものです。現代人は特に心がけないとダメですね。自分も含めて(笑) ・正成1人が生きている限り、あなた様の運は必ずや開けましょう 解説・・・後醍醐天皇に呼ばれた時に言ったコトバ。こんなに自信満々なセリフ言われてみたい ・罪深き悪念なれども、われもかように思うなり。いざさらば、同じく生を変えて、この本懐を達成せん 解説・・・楠木正成の最後のセリフ。正成は足利軍に攻められ、もう壊滅状態になりました。 正成は弟に「おまえは最後に何を願う?」と聞くと、弟の正季が「オレは七回同じ生きを受け、朝廷の敵を滅ぼしてやる!」と答えました。正成は「罪深い思いではあるが、実はワシもそう思う。これからワシらは死ぬであろうが、次も人間に生まれ変わって本懐を遂げようではないか!」と言いました。 そしてこの後、正成たちは勇猛に戦い、最後まで残った73名とともに自刃したのでした。 |
国木田独歩 くにきだどっぽ |
・恋は 憎み 恨み 憤おることを教う 解説・・・恋愛というのは、愛するという気持ちだけではなく本気で恨んだり憎んだり・・・。ということで、青春時代の恋愛ってのは、いろんな気持ちを教わるものなのです ・忍耐と勤勉と希望と満足とは境遇に勝つものなり ・恋は多く人生の苦痛を包むオブラートなり |
国定忠治 くにさだちゅうじ |
・生国の酒を飲んで 生国の土となる 本望でござんす 解説・・・とうとうつかまった親分国定忠治 死ぬ前にお酒を所望し、上のセリフを言った。ちなみに役人が「もう一杯どうだ?」とたずねると、忠治は「いやいや、もう結構。酒の酔いにまぎれて死んじゃあ臆病と言われますから」と断った。 |
熊沢蕃山 くまざわばんざん |
・怒りと欲を捨ててこそ心は楽しむ 解説・・・江戸時代前期の陽明学者の言葉 |
黒田如水 くろだにょすい |
・乱世の時こそ 多くの書を読み 詩を作り 古書を覚え 文字をたしなめ それこそが真に通じる大事な道である 解説・・・戦国時代の軍師のお言葉。やはり人間は学ぶ動物なのですよね。大変な時こそ学ばなければ ・世の中にもっとも多きは人なり もっとも少なきも人なり 解説・・・世の中には、いっぱい人がいるけど、実際使える人は少ないんだよねというボヤキ ・上をうやまい、下をあわれむに、慎んで怠ることなかれ ・おもひをく 言の葉なくて つひにいく 道はまよはじ なるにまかせて |
小泉八雲 こいずみやくも |
・困難にあい、どうしてよいかまったく分からないときは、いつでも机に向かって何か書きつけるがよい 解説・・・よく紙に考えを書いてまとめるといいって言いますもんな〜 |
幸田露伴 こうだろはん |
・運命とは何である 時計の針の進行が即ち運命である 解説・・・個人的になんかスキ。このセリフ。そのまんまなんですけどね(笑) |
高師直 こうのもろなお |
・天皇や上皇がどうしても必要ってんなら、木像か金銅の像を作ってそれを天皇の代わりにすればいいじゃねーか?生身の天皇なんかはどっかに島流しすればいいのだ 解説・・・天皇家や公卿といった命を張らない人たちが大嫌いだったバサラ・高師直のセリフ。このセリフのおかげで戦前はかなりの嫌われモノになりました |
後藤又兵衛 ごとうまたべえ |
・今回負けたら、次は勝てばいいのだ |
小早川隆景 こばやかわたかかげ |
・後で後悔するような決断はするな 解説・・・戦国時代を代表する策士のセリフ。さすがですね。このセリフの続きは↓ ・私は決断をする前には長く思案する。だが一度決断した後は二度と後戻りはしない。なぜならばそれは思案に思案を重ねた上で得た決断であるからだ 解説・・・さすが〜 ・人の意見を聞いて、「はいそうですね」「ごもっともです」という人間は、本当にわかったためしがない 解説・・・おーー!耳が痛いお言葉ですねぇ〜。さらに続きは↓ ・本当に人の意見を聞く者は、自分で納得いかないことは何度も何度も聞いたうえで、初めてその意見を信用するものである 解説・・・はい。その通りです。適当な返事とかはやめましょうね ・何事も欲からず生きること 解説・・・これが一番難しいっ |
小林一茶 こばやしいっさ |
名言というのも変なんですが、ハガクレのスキな句をちょこっと紹介 ・ああままよ 生きても亀の 百分の一 解説・・・よくないっすかー?このあっさりさ!ぐずぐず言いながら生きてても、人の人生なんて亀に比べたら全然なんだぜ?みたいな無常観!! ・めでたさも 中くらいなり おらが春 解説・・・これもスキ その他有名なのはこちら↓ ・やせ蛙 負けるな一茶 ここにあり ・雀の子 そこのけそこのけ お馬が通る ・ともかくも あなたまかせの 年の暮れ ・盥(たらい)から盥にうつるちんぷんかんぷん なんか、実生活が伺えるような感じの句がすごくいいですよね〜 |
近藤勇 こんどういさみ |
・ながながご厄介に相成った 解説・・・処刑される直前に言ったコトバ。このセリフは自分を見張っていた警護の人たちに向かって言った |
さ行 |
西郷隆盛 さいごうたかもり |
・敬天愛人 解説・・・西郷隆盛が言った言葉ではなく、隆盛の座右の銘 ・このへんでよか 解説・・・死に場所を見つけたときの最後のセリフです ・天は人も我も同一に愛し給ふゆえ 我を愛する心をもって人を愛するなり |
最澄 さいちょう |
・一隅を照らす これ即ち国の宝なり 解説・・・その人がいただけでパッと明るくなるような人。そういう人は宝のような人です。なれるといいですね |
斎藤一人 さいとうひとり |
・自分に起こる全ての事は100%自分の責任 解説・・・「銀座まるかん」の創業者のお言葉 ・現在悩んでいることは一年後には消えてしまう 解説・・・だから、いつまでもクヨクヨしてちゃいけないんです |
斎藤茂吉 さいとうもきち |
・己の行く道は間違ってはいない。むろん苦険道であるから時々へたばる時がある。けれども己は歩兵のように歩む |
坂本龍馬 さかもとりょうま |
・今一度日本を洗濯致し候 解説・・・幕末、日本の歩むべき方向を見出した龍馬。姉の乙女に宛てた手紙にこのセリフを書きました。 「乱れた日本をキレイにしたいです」というもの。スケールの大きな言葉ですね ・世の中の 人はなんとも 云えば云え わがなすことは われのみぞ知る 解説・・・なんともいいがたいこの決意ある句 かっこいいですね〜。何とでもいってりゃいいのサ。オレがやることはオレだけが知っているみたいなマイペースな句にシビれますなぁ ・人間は、好きな道によって世界を切り拓いてゆく 解説・・・好きとゆーことが、上達する一番の近道ですな ・恥ということを打ち捨てて世の事は成るべし 解説・・・ほんとに大きなことをやり遂げるには、恥かくことなんて気にしてちゃダメ! ・世の中の人は何とも言わば言え。我が成すことは吾のみぞ知る |
佐久間象山 さくましょうざん |
・人間らしくしていては 金持ちにはなれぬ 解説・・・ほほう。金持ちになりたければ、人間らしく生きることをやめればいいのですね?私は一生金持ちにはなれなそうです(笑) |
佐々成政 さっさなりまさ |
・斯く計り 替わり果てたる 世の中に 知らでや雪の 白く降るらん |
真田信之 さなだのぶゆき |
・杉菜は縁起の悪い植物だ。それを食わずにすむということは、この国はよく治まっている 解説・・・武田家が滅亡する時、杉菜を食べていたそーです |
真田昌幸 さなだまさゆき |
・たとえ錦を着ても心が愚かならば役に立たない |
真田幸村 さなだゆきむら |
・真田は日本一の兵(つわもの) いにしへよりの物語にも これなき由 解説・・・幸村が言った言葉ではなく、大坂夏の陣において幸村の戦いぶりをみた島津藩兵が言ったコトバ。この文書は大坂夏の陣が終わった一ヵ月後に書かれたものですが、このころすでに太平記などのヒーローと比較されウワサになっていた ・関東勢百万も候へ、男は1人もいなく候 解説・・・大坂の陣最後のデカイ戦い道明寺方面の戦いの時、撤退することとなった幸村。 殿(しんがり)をとつとめるも、徳川方は幸村に恐れおののきじーーーとしていた。 そのとき幸村が「関東兵は人数だけは沢山いるが、本当の武士は1人もいないな!」と大声で罵った。 ちなみに幸村、この後殺されてしまいますが、あまりの幸村の戦いぶりの見事さに、多くの兵が晒された幸村の首から髪の毛を抜き取って持ち帰ったらしい ・さだめなき浮世に候へ者 一日先は知れず 我々事などは浮世にあるものとはおぼしめし候 解説・・・大阪の陣の時に、書いた手紙の文章。明日はどうなるかわからない。我々のことはもうこの世に生きているものとは思わないでくださいという潔いコトバ ・攻撃こそが最大の防御 |
志賀直哉 しがなおや |
・幸福は弱く 不幸は強い 解説・・・不幸がやってきても、それに打ち勝つような強い心を持ちましょう ・くだらなく過ごしても一生 苦しんで過ごしても一生 苦しんで生き生きと暮らすべきだ 解説・・・そうだねぇ ・自分を熱愛し 自分を大切にせよ 解説・・・自分を熱愛するってすごい難しいよねぇ。自分ラブな人うらやましいデス。 ・正しく書く事によって初めて考えをより明瞭に且つ確実にすることが出来 |
柴田勝家 しばたかついえ |
・夏の夜の 夢路はかなき あとの名を 雲井にあげよ 山ほととぎす |
島崎藤村 しまざきとうそん |
・人生は大なる戦場である 解説・・・生きていくことは戦いなのです!戦いに勝ち抜いて幸せな人生を過ごしましょう! ・親はもとより大切である。しかし自分の道を見出すということは猶大切だ ・弱いのはけっして恥ではない。その弱さに徹しえないのが恥だ |
島津義久 しまづよしひさ |
・良いことの五つは真似しやすく、悪いことの一つはなかなかやめられない。昔の悪いことを知ると、自然と良いことができる。まさに悪人こそがわが師である |
清水宗治 しみずむねはる |
・浮世をば 今こそわたれ武士(もののふ)の 名を高松の苔に残して 解説・・・有名な秀吉中国大返し前の出来事です。織田信長が本能寺で討たれたとき、秀吉は清水宗治のいる高松城を攻めていました。さっさと中央へ戻りたい秀吉は毛利家に対し、「清水宗治を自害したら引き上げるから」といった。こうして清水宗治はみんなが見てる前で自害したのであります |
清水次郎長 しみずのじろちょう |
・私のために死ぬ子分など一人もおらぬ だが、子分のためなら私は死ねる 解説・・・さすが大親分! |
十返舎一九 じゅっぺんしゃいっく |
・この世をば どりゃお暇と線香の 煙とともに 灰(はい)さようなら 解説・・・江戸時代のイッチャってる男の最後は、花火をドカンとやってヤジさんキタさんと共にあの世へ旅立ちました |
聖徳太子 しょうとくたいし |
・和を以って貴しと為し、さからふること無きを宗と為よ 解説・・・和を大事にして、人とケンカをしないようにしなさいよーというもの。十七条憲法に書いてる言葉 |
白河上皇 しらかわじょうこう |
・賀茂川の水、すごろくのサイ、山法師は これ朕が心に従わざるもの 解説・・・この時代ノリノリで全て思いのままだった白河上皇 そんな白河上皇が自分の思い通りにならない3つが賀茂川の水の流れ、さいころの目(ギャンブル)そして山法師という僧兵だけというもの |
白瀬矗 しらせのぶ |
・いま われわれの目の前で南極大陸の姿をみて まこと痛快至極であります 解説・・・日本人で初めて南極大陸に上陸した白瀬矗(しらせ・のぶ)のコトバ アムンゼン隊やスコット隊と南極点到達バトルを繰り広げてた白瀬隊でしたが、日本政府がお金をあまりくれなかったのでかなり出遅れ先を越されちゃいました |
上菅原道真 すがわらのみちざね |
・悲しみの涙をたたえて、日本国を侵し亡ぼし、大海となして、八十年を経ての後 国土を建立してわがすみかとせん 解説・・・学問の神様は実は怨霊でした。これは大宰府に左遷された道真の呪いのコトバです ・万事皆夢の如し 時々彼蒼(空)を見る 解説・・・無実の罪で大宰府に左遷された道真の哀しいセリフでございます |
杉原千畝 すぎはらちうね |
・私は当たり前のことをしただけです 解説・・・戦時中、ユダヤ人6000人を助けた杉原千畝のセリフ。約2000人(家族を含め6000人)のビザを独断で発行しました。でもコレは日本政府の許可なく勝手にやってしまったので、杉原千畝は「ユダヤ人から金をたんまりもらったからビザを発行したんだ」と黒い噂が。それを河野大臣がやっとこさ撤回し、杉原千畝は(もう死んでた)やっと名誉挽回できました。 |
上崇徳上皇 すとくじょうこう |
・我日本国の大魔王となり 皇をとって民となし 民をとって皇となさん 解説・・・保元の乱に敗れた崇徳上皇は讃岐に配流となり、最後にこのセリフを言い、怨霊となりました 崇徳上皇の言うとおり、この後「武士」が出始め、天皇家はだんだんとヤバクなっていきました |
世阿弥 ぜあみ |
・初心忘れるべからず 解説・・・今でもよく使われる言葉ですが、世阿弥の言った本当の意味は「進歩をはかる目標として、初心の未熟だった時の芸も取っておけ」というもの。今のような「初めてやろうと思った時の謙虚な心を忘れるな」というのとはちょっと違う。 ・秘すれば花なり 秘せずは花なるべからず 解説・・・表現を惜しみ、隠すことによって、よりキレイでいいものが伝わるということもあるというもの。なんでもかんでもギャーギャーとさらけ出すもんじゃないってことですね ・一芸は万芸に通ず |
千利休 せんのりきゅう |
・一期一会 解説・・・お茶のカミサマ千利休のお言葉。「一期」は「人の一生」で「一会」は「人の出会い」つまり「一生は人との出会い」なのです。 ・茶の湯とは ただ湯をわかし 茶をたてて 飲むばかりなる本(もと)を知るべし |
高村光太郎 たかむらこうたろう |
・僕の前に道はない、僕のうしろに道はできる 解説・・・そうそう!出来上がってる道に乗ってちゃダメなんですよ |
滝沢馬琴 たきざわばきん |
・物はとかく時節をまたねば、願うことも成就せず、短慮は功をなさず 解説・・・焦ってはいけませんぞ |
伊達政宗 だてまさむね |
・朝夕の食事はうまからずとも褒めてくうべし 解説・・・優しい心遣いですな。さすが伊達男 ・曇りなき 心の月を 先だてて 浮世の闇に照らしてぞゆく 解説・・・辞世の句です ・まともではない人間の相手をまともにすることはない ・料理心のない者は、情けない心の持ち主である |
田中角栄 たなかかくえい |
・時間の守れん人間は、何をやってもダメだ 解説・・・そのとーりっ |
田中正造 たなかしょうぞう |
・真の文明は 山を荒らさず 川を荒らさず 村を破らず 人を殺さざるべし 解説・・・明治時代の人 大雨で地元にある渡良瀬川が大反乱し、畑が台無しになった。なんと渡良瀬川の上流には足尾銅山があり、そこから出た鉱毒が田畑を全滅させてしまったのでした。怒った正造は国を相手に戦いを挑みました。そのときのセリフがこれ |
谷崎潤一郎 たにざきじゅんいちろう |
・我という人の心はただひとり われより外に知る人はなし 解説・・・エロティシズムの元祖・谷崎潤一郎のセリフ。実はこの人、残された写真を見ると意外にかっこいいんですよねー。 |
種田山頭火 たねださんとうか |
・無理をするな、素直であれ。すべてがこの語句に尽きる、この心構えさえ失わなければ、人は人として十分に生きてゆける 解説・・・ほんと、そうですな |
近松門左衛門 ちかまつもんざえもん |
・大事を思い立つ者は 小さなことに関わるな 解説・・・大きなことを考えてる人は、小さいことにいちいち関わるなってことですね ・恨まれて死ぬ者なし 解説・・・人から恨まれようがねたまれようが、それで死ぬわけじゃないんだから、自分に正しいと思ったことは人がなんといおうと構わないさ〜っ・・・・って、生きれるといいなぁ |
長宗我部元親 ちょうそかべもとちか |
・一芸に熟達せよ 多芸を欲張るものは巧みならず 解説・・・いろんなことをあれもこれもと欲張るのではなく、一つのことをきちんとやれということですね〜 |
津田梅子 つだうめこ |
・何かを始めることは優しいが それを継続することは難しい 成功させることはなお難しい 解説・・・6歳で親元を離れアメリカ留学した明治時代の女子留学生第一号 のちの津田塾大学を作ります 6歳から未知の国アメリカに行くなんて、すごいですね。この人の親もすごいですねぇ |
坪内逍遥 つぼうちしょうよう |
・知識を与えるよりも感銘を与えよ 感銘せしむるよりも 実践せしめよ ・子ゆえに迷い、子ゆえに悟る |
道元 どうげん |
・我が身 愚鈍なればとて卑下するなかれ 解説・・・自分が人よりも劣っていると思っても自分を卑下してはダメです。どんな人間にも価値があり、自分のマイナス面だけに目をむけちゃいけません。 |
東条英機 とうじょうひでき |
・自分は永遠に歴史の中で罵りの鞭を受けるであろう 解説・・・戦犯となった東条英機。処刑される前、かつての部下にこう語ったそうです。ちなみに処刑の前日、東条英機は首をつろうとしたところを看守に見つかり、「このまま死なせてくれ」と男泣きしたそうです |
藤堂高虎 とうどうたかとら |
・七度主人を変え一人前となる 解説・・・戦国時代、七回主人を変え成功していった男・藤堂高虎の言葉。江戸時代の武士は「忠義」にうるさく主人をコロコロ変えるのはNGでしたが、戦国時代はそうじゃありませんでした。先見の目でいい主人につくというのが「お家」のためだったのです ・殉死はぜったいに許さぬ |
戸川秀安 とがわひでやす |
・武士とは、常に修羅道を生きるべき 解説・・・きゃー!しびれる!! |
徳川家康 とくがわいえやす |
・得意なことはやらなくていい 苦手なことをやれ 解説・・・まさに家康節 ・人の一生は、重き荷を負うて遠き道をゆくがごとし 急ぐべからず 解説・・・我慢に我慢をかさねた家康ならではのセリフ この後、「不自由もそれが当たり前と思えば不足はでないさ。もし贅沢な気持ちが出てきたら、貧乏だった時のことを思い出せ」と続く ・不自由を常と思えば不足なし 解説・・・何もかも自由になっている現代人に捧げたい言葉(自分も含めて(^^;)) ・堪忍は身を守るの第一なり。堪忍のなる事は、十全に至らねば家をも国をも起す事はならぬものなり。 ・武道の要は無道を討つにあり。善を正し、悪を滅し、民を恵み、人を欺かず ・忍の一字を守るべし ・天下は一人の天下に非ず、天下は天下の天下なり |
徳川光圀 とくがわみつくに |
・苦は楽の種 楽は苦の種と知るべし 解説・・・人生楽ありや苦もあるさー♪でお馴染み、水戸黄門のセリフ。人の一生は山あり谷あり。楽があれば苦もあるのです。気持ちの持ちようですぞ ・生くべきときに生き 死すべきときに死す 解説・・・武士はできるだけ生きなさいという意味。無駄死にはしちゃいけません!!という意味合いであります ・分別は堪忍なり、小なる事は分別せよ、大なることは驚くべからず。九分に足らば、十分にこぼるると知るべし |
徳川綱吉 ととくがわつなよし |
・我が生類を憐れむことは 行き過ぎであろうとも 百年後も守るべし それが孝行である 解説・・・日本史上、最悪の悪法「生類憐みの令」の作った綱吉。 綱吉が死んだ後は、さっさかとこの法律は終わりを告げました |
徳川吉宗 ととくがわよしむね |
・全ての人の上に立つときは おろかなるも知あるように見ゆ 下にいるものは 知あるも愚に見えるものなり 解説・・・八代将軍吉宗のおことば。すぐれた指導者は、部下のいい部分をみつけ上手に使いこなすので、みんな知恵があるように見える。が、優れていないものは、自分が上にたとうという気持ちばかりが強いので、部下をうまく使いこなせないというもの |
徳富蘆花 とくとみろか |
・自ら謀反人となることを恐れてはならぬ。新しいものは常に謀反である 解説・・・今まで食わず嫌いだったモノなんかも、もしかしたら自分にとってめっちゃ為になるかもしれないよ! |
豊臣秀吉 とよとみひでよし |
・負けると思えば負け 勝つと思へば勝つものなり 解説・・・さすが太閤様のお言葉ですな。要は最初から気合を入れて強気で攻めればOKなのです ・返す返す秀頼のこと 頼み申し候 五人の衆 頼み申し候 頼み申し候 解説・・・あまりにも悲痛で可哀相になってくるセリフ。 年老いた秀吉が自分の死期を悟り、まだ幼い息子・秀頼のことを五人の衆(五大老のこと・・・家康・前田利家・毛利輝元・上杉景勝・宇喜田秀家)にしつこいくらい秀頼のことを頼んだ ・露と落ち 露と消へにし わが身かな 浪速のことも 夢のまた夢 解説・・・死ぬ前の辞世の句です 葉っぱについていた露がぽとりと落ちて消えていく まるでわが身のようだ 浪速(自分が築した大阪城)のことも夢幻のようなものだったのか・・・という哀しい句でございますな ・多くの金銀を蔵に置いておくのは 有能な者を牢屋に押し込めておくようなものである 解説・・・さすが太閤!日本の多くの社長さんに見習って欲しい〜(笑) ・家康は愚か者だ。が、油断のならない愚か者だ |
鳥居元忠 とりいもとただ |
・殿のために死ぬ機会を与えられたワシは、他の三河武士にさぞかし羨ましがられることであろう 解説・・・徳川家康配下の武将。まさに「三河武士」 ある意味、「あの人のためなら死ねる」と思える人は幸せですよね・・・ |
な行 |
永井荷風 ながいかふう |
・人間の最大の不幸は その成功を意識した瞬間から始まる 解説・・・成功というのは、逆に人から野心を奪ってしまう・・・というもの。成功するとうれしいもんだけどなぁ〜 ・無知ほど完全な幸福はない ・解説・・・何も知らないってのは幸せかもないけど、不幸を認識できるってのは知があるって事ですよね |
中江兆民 なかえちょうみん |
・戦争は帝王にとっては 結局遊びのひとつにすぎないのだ 解説・・・そうか・・・・。結局お偉いさんにとっては遊びのひとつなのですね・・・。愚かしいことです |
中根東里 なかねとうり |
・水を飲んで楽しむ者あり 錦を着て憂うる者あり 解説・・・江戸時代の儒学者のお言葉。貧乏人でも金持ちよりも幸せな気持ちになれるというもの |
中野竹子 なかのたけこ |
・武士(もののふ)の 猛き心にくらべれば 数にも入らぬ わが身ながらも 解説・・・会津藩の女性として生まれ、大政奉還後、新政府が会津を攻めた時に「娘子隊」として戦った竹子の辞世の句です。女でありながら長刀を持ち武士らとともに戦い、最後は額を銃弾で撃たれ死んでしまいました。まだ19歳という若さでした |
中原中也 なかはらちゅうや |
・まことに人生、一瞬の夢、ゴム風船の、美しさかな 解説・・・美しかった!といえる人生だといいですなぁ |
長屋王 ながやおう |
・罪なくして囚報(とら)はる。これ決定(さだ)めて死なむ 解説・・・無実の罪で捕らわれた長屋王は、捕らわれた時にこのセリフを吐きました 「ワタシは無実で捕まってしまった・そして必ず殺されるであろう」 セリフの通り、冤罪で殺されてしまいました |
上那須与一 なすのよいち |
・南無八幡大菩薩!我が国の神明(しんめい) 日光権現宇都宮 那須のゆぜん大明神 願わくはあの扇のまんなかへさせてたばせ給え 解説・・・平家物語で有名なシーン。扇の真ん中に矢を当てろ!と命じられた源氏側の那須与一がこう願ってから弓を放ちました。ちなみに弓はど真ん中! |
夏目漱石 なつめそうせき |
・運命は神の考えるもの 人間は人間らしく働ければそれで結構 解説・・・ジタバタしても運命はカミサマの決めること。とにかく自分のやるべきことだけをしてればいいのです ・人間は角があると 世の中を転がっていくのに 骨が折れて損だよ 解説・・・「吾輩は猫である」から抜粋。そうそう、角があると、転がっていけないよ〜。人間まぁるく生きなくてはね ・精神的に向上心のないものは馬鹿だ 解説・・・ズバリ! ・全ての傷口を癒すものは時日(じじつ)である 解説・・・外傷だけでなく、心の傷を癒すのも、すべて時間なのです ・食いたければ食い 寝たければ寝る 起こるときは一生懸命怒り 泣く時は絶対絶命に泣く 解説・・・著書・吾輩は猫であるからの言葉なんですけど、個人的に好きな言葉なんですよ。人間、本能のままに生きれるといいよねぇ ・恋は罪悪ですよ ・運命は神の考えることだ。人間は人間らしく働けばそれで結構 ・牛になる事は どうしても必要です 解説・・・人間たまにはゆーーーっくり休むことが必要☆ |
鍋島直茂 なべしまなおしげ |
・占いを頼るな 解説・・・家訓にもしたセリフ。占いに頼って嫌なことでもあったのでしょうか? ・寄り合いにくき人と寄り合いてみよ。必ず徳あるべし 解説・・・苦手な人とも話しをしてみなさい。視野が広がるかもしれませんよというもの ・勝った時には褒美を、負けたときには優しい言葉を |
鍋島光茂 なべしまみつしげ |
・我は人に拝まれる位にはあらず 解説・・・初代藩主勝茂の四男のお言葉。この言葉は自分の長男綱茂に言った言葉。主君たるもの謙虚でなければいけないという意味であります |
南光坊天海 なんこうぼうてんかい |
・現世の出会いの縁はここだけに限らない。さらに浄土で再開したいものだ 解説・・・最後にこのセリフを言って死んだそうです |
新島襄 |
・他人に小言を言われた時 腹を立ててはならぬ 腹の立った時に 人に小言を言ってはならぬ 解説・・・人から説教されても怒らずに聞きなさい。逆に人に説教をたれる時は腹が立ってる時に言うと感情的になるのでダメですよというもの。冷静になりなさいということなのです |
新渡戸稲造 にとべいなぞう |
・私は太平洋の橋になりたい ・日本人は桜を好み西洋人は薔薇を好む 解説・・・5000円札の人のお言葉 ・逆境にある人は常に「もう少しだ」と思って進むとよい |
二宮尊徳 にのみやそんとく |
・貧乏の人は昨日の為に働き 富める人は明日の為に働く その差は一日である 解説・・・うーむ・・・・深い ・自然に従え 自然に逆らえ ・政事は豆腐の箱の如し。箱が歪めば豆腐も歪む |
日蓮 にちれん |
・いのちと申すものは 全ての宝の中の第一の宝なり 解説・・・そのとおりです!! |
野口英世 のぐちひでよ |
・人生最大の幸福は 一家の和楽である 解説・・・めちゃくちゃ金持ちだろうが、名声があろうが、一番の幸せは「家族みんなで仲が良く楽しく過ごす」ということですという野口英世のセリフ。 ・志(こころざし)を得ざれば 再びこの地をふまず 解説・・・医者になれなければ二度と故郷には帰ってこない!という強い決意から出た言葉 ・努力だ。勉強だ。それが天才だ 解説・・・「努力」かぁ。管理人が一番苦手とするものですな(汗) ・この世界には、人間の頭数と同様に仕事はたくさんあるはずである 解説・・・この不景気の中、この言葉を胸に頑張っていきたいもんですな |
は行 |
畠山重忠 はたけやましげただ |
・家を忘れ親を忘れるは武将の本意なり 解説・・・鎌倉時代初期の武将の言葉。家や親のことを考えていると武将としての働きが出来ないというもの。執着するものがなければ、人間は強くなるのです この言葉通り、重忠は死力を尽くしで死んでしまいました |
林子平 はやししへい |
・親もなし 妻なし 子なし 板木なし 金もなけれど 死にたくもなし |
馬場信房 ばばのぶふさ |
・志があらば水も酒に変わる |
幡随院長兵衛 ばんずいいんちょうべえ |
・極楽へ 今日も晴れ着の麻裃(あさかみしも) 供をも連れず 死出の旅路へ 解説・・・元祖江戸っ子で有名な長兵衛。対立していたグループの家へ呼ばれたときのセリフです。そして長兵衛はそこで殺されてしまうのでした。やられるとわかってても行く男意気、それが江戸っ子なのですねぇ |
樋口一葉 ひぐちいちよう |
・この世 滅びざる限り わが詩は 人の命となりぬべきなり ・丸うならねば思う事は遂げられまじ |
土方歳三 ひじかたとしぞう |
・たとえ身は 蝦夷の島辺に 朽ちるとも 魂は吾妻の 君をまもらむ 解説・・・五稜郭で死んだ新撰組の副局長・土方歳三の辞世の句です 蝦夷の島辺というのは「箱館」のこと。この魂は吾妻のっていうトコが「東」ともいえるということで、「君」というのは「将軍」のこと?と、いろんな推測がされています この考えでいくと「たとえオレは箱館で死んだとしても、魂はいつまでも江戸にいる将軍を守っております」ということになるんですね〜 また、他の説では「吾妻」が「わが妻」ともとれるという説もあります |
平賀源内 ひらがげんない |
・ああ 非情の人 非常のことを好み 行いこれ非常 なんぞ非常の死なる by杉田玄白 解説・・・江戸時代のレオナルド・ダ・ビンチと言われた源内。色んな発明や事業を行い、初めのうちはもてはやされてましたが最後のほうはかなりの変人扱い。時代が違ったらもっと名を残すスゴイ人になってたことでしょう。生まれる時代が悪すぎました |
平塚らいてう |
・元始 女性は太陽であった 解説・・・東京生まれの社会活動家で、女性の人権運動の先駆者。なんせ今まで女性は女性であるというだけで低く見られてたので、昔は女性は太陽だったのよ!ノビノビと明るく輝いてたのよ!という名セリフを吐いた |
福沢輸吉 ふくざわゆきち |
・天は人の上に人をつくらず 人の下に人をつくらず 解説・・・有名な「学問のススメ」の冒頭文。下級武士だろうが上級武士だろうが、人間はみんな平等です!というもの ・あまり人生を重く見ず 捨て身になって何事も一心になすべし 解説・・・あんまり重たく考えないでサ、心一つにして頑張ってみなさいよ ・実なき学問はまず次にし もっぱら学ぶべきは 人間普通日用に近い学問なり 解説・・・学問のススメにあるお言葉。まず役に立つ知識を先に勉強しなさいというもの。では私が大好きな歴史の勉強はいったいどっちなのだろうか・・・?ムムム ・人生万事、小児の戯れ |
藤原道長 ふじわらのみちなが |
・この世をば我が世とぞ思ふ 望月の欠けたることも無しと思へば 解説・・・この世は全てワシの思い通り!ホラ、あのまん丸な満月のように、ワシの心は欠けてるとこはないっつーくらい満足♪というセリフ いつか言ってみたいわぁ♪ |
二葉亭四迷 ふたばていしめい |
・いやぁ 人生とは気合だねぇ 解説・・・別になんてことないこのセリフ 言う人によっては重みがありますねー。アニマル浜口の穏やかバージョンですね |
北条氏直 ほうじょううじなお |
・わが身をつねって 人の痛さを知れ 解説・・・こういう上司だとほんといいですよね〜。北条家の家臣は幸せ者!? |
北条氏綱 ほうじょううじつな |
・侍から農民にいたるまで、全てに慈しむこと。人に捨てるようなものはいない 解説・・・北条の領民はホント、幸せですな〜 ・慎むべし。勝つて冑の緒を締よといふ古語、忘れ給ふべからず |
北条氏康 ほうじょううじやす |
・小事をおろそかにするべからず |
北条早雲 ほうじょうそううん |
・上下万民に対し 一言半句も虚言を申すべからず 解説・・・家臣に対し、少しでも嘘をつくなというもの。正直な態度で庶民に接するようにという教え。早雲のおかげで関東に平和がもたらされたんですネ〜 ・民は子供である 国主は親のような気持ちになれなければいけない 解説・・・はい、これも民のための政治を行った早雲のお言葉。相模の人たちはラッキーでしたねー。こんな主君で |
北条政子 ほうじょうまさこ |
・皆 心して聞くべし これが最後の言葉なり 解説・・・天皇家が幕府をやっつけようとした時、御家人達は「もうだめだ」と慌てふためいた。そこへ尼将軍・北条政子がこのセリフを吐き、パニックになってた御家人達に「喝」を入れたのでした。まさに鶴の一声とはこのこと |
保科正之 ほしなまさゆき |
・もし二心を抱けば わが子孫にあらず 面々決して従うべからず 解説・・・会津の名君であり、家光の義弟のお言葉。この家訓により、会津藩は幕末で最後まで将軍家につき無残な最期をとげるのであります |
細川ガラシャ |
・散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ 解説・・・辞世の句です 生きる者は命滅びる時を知っています。花は花の寿命を生き、人も人の寿命を知り美しく生きるのが世の常ですという、気位高い美女・ガラシャでした |
細川忠興 ほそかわただおき |
・歩を大事にしない王は やがて窮地におちいる 解説・・・↑のガラシャのダンナさんのセリフ。将棋にたとえており、「歩」を大事に使わないと「王手」をかけられるというもの。戦国武将のお言葉ですねぇ〜 ・家臣は将棋の駒と思って使うがよい |
細川幽斎 ほそかわゆうさい |
・重きものは軽く扱え 解説・・・茶にどっぷりハマってからのお言葉です |
堀秀政 ほりひでまさ |
・民の批判は家宝にせよ |
本田宗一郎 ほんだそういちろう |
・絶対絶命に追い込まれた時にでる力が本当の力だ 人間はやろうと思えばたいていのことはできるのだ 解説・・・車の開発に力を注ぎ、世界一早い車を作り上げたホンダの社長さんの言葉 ・飛行機は飛び立つ時より着地が難しい。人生も同じだよ ・苦しい時もある。夜眠れぬこともあるだろう。どうしても壁がつき破れなくて、俺はダメな人間だと劣等感にさいなまれるかもしれない。私自身、その繰り返しだった ・芸術でも技術でも、いい仕事をするには、女のことが分かってないとダメなんじゃないかな |
本田重次 ほんだしげつぐ |
・一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ 解説・・・鬼佐左(おにさくざ)という名前を持つ、本田重次が陣中から妻に書いた手紙 意味は@火だけは気をつけろ Aお仙(長男)は大事な後継ぎだからきちんと育てろ B馬の面倒をきちんとみろ ちなみに一筆啓上というのは、男子が手紙の最初に書く言葉 |
本多静六 ほんだせいろく |
・貧乏はハシカと同じだ。どうせかかるなら早いほうがいい。貧乏な家に生まれたことを喜べ 解説・・・日本の「公園の父」のお言葉。ワタクシも、成功したら、喜びます(笑) |
本多忠勝 ほんだただかつ |
・わが本多の家人は、志からではなく見た目から武士の道へはいるべし |
ま行 |
前田慶次 まえだけいじ |
・たとえ大大名になりとも心のままにならなければ、卑しい男となんらかわらない |
前田利家 まえだとしいえ |
・不幸な時こそ、本当の友情がわかる 解説・・・利家が信長に怒られて謹慎させられた時、みーんなとばっちりを食うのが怖くて利家に近づきませんでした。そんな利家のトコに遊びに来てくれたのが柴田勝家・豊臣秀吉だったのでした ・見ぬ世の末の変わりゆく有様を つらつらと思いつくれば 胸苦しい 解説・・・秀吉が死に、家康が天下をゲットするべく出てきました。それを押さえられない利家が思わずポツリ ・智者は千慮に必ず一失有り、愚者は千慮に必ず一得有り |
真木和泉守 まきいずみのかみ |
・士の重んずるところは 節義なり 解説・・・幕末の志士のお言葉。節義がなければ世の上にたつことはできませんよ!という意味であります |
正岡子規 まさおかしき |
・人の希望は、初め漠然として大きく、後、ようやく小さく確実になるならびなり 解説・・・夢の実現のために、自分ができる最大の良い方法を考えましょう ・黙ってこらえているのが一番苦しい。盛んにうめき、盛んに叫び、盛んに泣くと少し苦痛が減ずる 解説・・・確かに!!思いっきり泣いたり、カラオケでガンガン歌うとちょっとはすっきりするもんねっ! |
松尾芭蕉 まつおばしょう |
名言というのはちょっと変ですが、管理人ハガクレのダイスキな句を少々紹介 ・夏草や 兵(つわもの)どもが 夢の跡 解説・・・平泉にて詠んだ句です!かっこいくないすかぁ!? ・旅に病んで 夢は枯野を かけめぐる 解説・・・死ぬ前に詠んだ句です。旅ばかりしていた芭蕉らしい、お気に入りの一句 ・秋深き 隣は何を する人ぞ 解説・・・どうだっていいじゃないすか!っていう感じがスキ♪ 個人的にはあんまりスキではないけど、有名なのはこちら↓ ・五月雨を 集めて早し 最上川 ・しづかさや 岩にしみいる せみの声 ・古池や かわず飛び込む 水の音 などなど |
松下幸之助 まつしたこうのすけ |
・貧困は罪悪であります 解説・・・商売の神様の言われた松下幸之助の言葉。 ・力強さは 使命感を持つところから生まれる 解説・・・そうそう |
松平定信 まつだいらさだのぶ |
・私が行っても農民は手を休めてはならない 解説・・・徳川吉宗の孫であります。自分が領内を巡査する時、農民たちはわざわざ色んな物を用意する必要はないというもの |
松永久秀 まつながひさひで |
・名を惜しむ勇士は 死に際の養生こそ心がけるものなり 解説・・・織田信長に謀反を起こし、城は敵に包囲されてしまった。 そんな時に松永久秀は悠々とお灸をすえていた。このセリフを言ったのであります つまり快く自害するために最後まで体にお灸をすえ、養生を心がけていたってことです ・この松永弾正久秀、日本一の正直者ゆえ、義理や人情という嘘はつきませぬ。裏切られるのは弱いから裏切られるのです。裏切られたくなければ、常に強くあればよろしいのです。 解説・・・ビバ久秀!あの信長にこのように啖呵を切れたのはこの人くらいですな |
三浦義同 みうらよしあつ |
・討つ者も 討たれる者も 土器(かわらけ)よ 砕けて後は もとの塊 解説・・・このヤケクソさ!この無常さ!スキですねぇ〜 この人は、戦国のさきがけ「北条早雲」と戦って破れた人なんですが、殺す人も殺される人も 死んだら土に戻るだけさ!みたいなヤケクソさがいいですなぁ |
三島由紀夫 みしまゆきお |
・散るをいとう 世にも人にも先がけて 散るこそ花と 咲く小夜嵐 解説・・・割腹自殺前に詠んだものです。世の中すっかりダメになっちゃったなぁ。自分の身をなげうってまで改革しようとする人がいなくなってしまった。だから自分が率先して見事に散ってみせよう!というような感じの歌でしょうかねぇ ・青春の特権は無知である 解説・・・うーん。まさにそうですね。大人になるとアレコレ色んなことがわかってくるのでね(サミシーけど) ・この世のもっとも純粋な喜びは 他人の喜びをみることだ 解説・・・自分の大事な人が喜ぶ顔を見ると、ほんと嬉しいよね ・生まれてきて何を最初に教わるって そりゃ諦めるってことさ 解説・・・生まれて最初に諦めを教わる・・・うーむ ・愛することにかけては、女性こそ専門家で、男性は永遠に素人である |
源為義 みなもとのためよし |
・恥づべし 恥づべし 恨むべし 恨むべし 解説・・・保元の乱で負けた源為義のセリフ・・・。350年ぶりに死刑になっちゃった人です |
宮沢賢治 みやざわけんじ |
・雨にも負けず 風にも負けず 雪にも夏の暑さにも負けぬ丈夫な体を持ち、欲はなく決していからず いつも静かに笑っている〜中略〜みんなにでくのぼうとよばれ 褒められもせず 苦にもされず そういうものに わたしはなりたい 解説・・・宮沢賢治の詩の「雨にも負けず・・・」から抜粋。なんとなく個人的に好きな詩なのです ・世界全体が幸福にならないかぎりは、個人の幸福はありえない |
宮本武蔵 みやもとむさし |
・わが亡骸に甲冑を着せ棺にいれ 街道の傍らに埋めよ。殿参勤の盛儀を拝し 守護せんがためなり 解説・・・死ぬ間に、武蔵は門弟達にこのように言ったそうです。そして帯をしめ、脇差を差し、片方のひざをたてて、左手についた刀に寄り添うようにして息耐えました ・兵法勝負の道においては 何事も先手先手を心がけよ 解説・・・五輪書より抜粋。兵法だけじゃなく、どんな戦いにも先をみる目は必要だよね ・我事において 後悔せず 解説・・・自分がしたことは、何が起きても後悔しない!という強い心を持とう ・仏神を敬い 仏神に頼らず 解説・・・神仏に頼るのではなく、神仏の意にかなう心構えが大事なんですよ〜 ・道を広くしれば物毎に出あう 解説・・・どんな分野でもそれぞれに道はあり、その道はどれにも通用するというもの 勉強だけじゃなく、いろーーーーんな事を知りなさい。その道は色んな道に続いてますぜ! |
武蔵坊弁慶 むさしぼうべんけい |
・弁慶先立ち参らせ候 三途の川にて待ち参らせん 解説・・・義経が平泉にて兵に取り囲まれてしまったとき、二人は三途の川で待ち合わせすることを約束し、弁慶は最後まで義経を守るべく仁王立ちになり死んでしまいました |
武者小路実篤 むしゃのこうじさねあつ |
・この道より我を生かす道なし この道を歩む 解説・・・自分の歩むべき道をみつけ、その道を歩むこと・・・って、すごい難しいことですよね 私はいまだに自の歩むべき道が見つからず、右往左往状態ですからネ・・・ ・人生にとって健康は目的ではない。しかし、最初の条件なのである ・人間は神が創ったということは僕は信じられない。神が創ったものとしては人間は無情すぎ、不完全すぎる。しかし自然が生んだとしたら、あまりに傑作すぎるように思えるのだ ・幸福をつかむのを恐れるな 解説・・・ほんっとーの幸せって、きっと怖いのかもしれないですねぇ ・私は死力を尽して運命と戦います 戦うと云うよりは運命を開こうと思います 解説・・・運命は自分で切り開かなければ!!!ですね ・今の人は、幸福と快楽の区別を知らない。快楽を得ることを幸福だと思っている ・金のある者は、金があるために不正をし、金のないものは、金がないために不正なことをする |
夢窓 疎石 むそうそせき |
・本を得ば、末を憂ふることなかれ |
毛利隆元 もうりたかもと |
・文をもって治め、武をもって守る。功あるを賞すれば忠ある者が増え、罪あるを罰すれば咎ある者は減る |
毛利元就 もうりもとなり |
・天下の治乱盛衰に心を用うる者は、現世に真の友一人もあるべからず 解説・・・家臣だろうがなんだろうが、天下を狙うなら心を許してはいけない。最後に三人の息子を呼んで言ったセリフ ・この矢一本折れば最も折り易し。しかれども一つに束ねれば折り難し。 これを心に留め、背くことなかれ 解説・・・有名な「三本の矢」の教訓。が、実際はこのセリフを言った時に長男・隆元は死んでいた ・百万一心 |
本居宣長 もとおりのりなが |
・そのことの成ると成らざるとは人の力におよばざるところぞ 解説・・・結果がどーなるかを心配してても始まらないよ! |
や行 |
柳生宗矩 やぎゅうむねのり |
・兵法とは、人を斬るものではない。兵法を悪を殺すのである。一つの悪を殺し、万人を生かすための手段である 解説・・・剣豪らしいお言葉であります ・平常心を持って一切のことを成す人 これを名人というなり 解説・・・感情的ではなく、落ち着いて事を運べる人がその道のスペシャリストであるというもの。ちなみにワタクシは、何でもアタフタするのでダメかも〜(^^;) ・刀剣短くば一歩進めて長くすべし |
山鹿素行 やまがそこう |
・財宝を蓄えれば義を捨て士の本分を誤る 解説・・・江戸時代の儒学者のお言葉。財宝などを蓄えればその財宝を守るようになってくる。主君の為に死ぬべき時に死ねなくなり、武士の本分を全うできなくなるという意味 この人の考えは赤穂浪士に大きな影響を与えました |
山県昌景 やまがたまさかげ |
・戦はつねに初陣である 解説・・・こんな強い武将でも、初心を忘れずにいるんですねぇ |
山本常朝 |
・武士道と云うは死ぬことと見付けたり 解説・・・こちらを読んでください♪葉隠スピリッツのページへ |
山中鹿之助 |
・願わくば我に七難八苦を与えたまえ 解説・・・お兄ちゃんから立派な鎧兜をプレゼントされた鹿之助。思わず三日月に向かってこう叫びました。 「ボクにいろんな難しいこと・苦しいことを与えてください。ボクはそれに打ち勝ちます!」 三日月は鹿之助の願いを聞き入れました・・・。 |
山本五十六 やまもといそろく |
・やってみて 言って聞かせて させてみて 褒めてやらねば人は動かぬ ・苦しいこともあるだろう。言いたいこともあるだろう。不満なこともあるだろう。泣きたいこともあるだろう。これをじっとがまんしていくのが男の修業だ |
山背大兄王 やましろのおおえのおう |
・一身の故によって 万民をわずらわしめんや 解説・・・聖徳太子の息子・山背大兄王のコトバ 蘇我入鹿に命を狙われた山背大兄王は、戦おうとせず、「ワシ1人のために、民達に迷惑がかかるのはいやなのでワシが死ぬ」と、自分ひとりが犠牲になったのでした |
湯川秀樹 ゆかわひでき |
・中間子の発見は まだまだ大きい宇宙の中の一つの星を見つけたようなものです 解説・・・日本人初のノーベル賞をゲットした物理学者・湯川秀樹さんのおコトバ ・一日生きることは、一歩進むことでありたい 解説・・・1日生きた分、昨日よりも成長したいもんですなぁ ・取り返しのつかない大きな失敗をしたくないなら、早い段階での失敗を恐れてはならない |
与謝野晶子 よさのあきこ |
・人は何事にせよ 自己に適した一能一芸に深く達していればよい 解説・・・自分に適した何かをワタクシはまだ模索中・・・。こういい続けて人生終わりそう!? ・創造は過去と現在とを材料としながら新しい未来を発明する能力です |
吉田兼好 よしだけんこう |
・みだりに人の師となるべからず、みだりに人を師とすべからず |
吉田松陰 よしだしょういん |
|
ら・わ行 |
頼山陽 らいさんよう |
・少し静かにしてくれ ちょっと眠るから 解説・・・こう言ったまま机につっぷして死んじゃいました ・大利のあるところは 大禍の伏すところなり 解説・・・すごい儲け話があるトコってのは、すごいリスクがあるってこと。うまい話にはそれなりのリスクがあるもんなのです |
龍造寺隆信 りゅうぞうじたかのぶ |
・紅炉上一点の雪 |
蓮如 れんにょ |
・人の悪いところは良く見えるなり。わが身の悪いところは覚えざるものなり 解説・・・人間、他人の欠点はよく気がつくけど、自分の欠点には気がつかないものである。自分の欠点に気がつくのは難しいけど、注意が必要ですというもの |
若山牧水 わかやまぼくすい |
・私は常に思っている、人生は旅である。我等は忽然として無窮より生まれ、忽然として無窮のおくに往ってしまう |