尼子家が抱えていた忍者は「鉢屋一党」 尼子経久が父とともに独立を企て、月山富田城を追われた のちに城の奪還を試みるが、頼りになる家来が60人ほどしかいなかった そこで経久が、鉢屋一党に助けを求めたのである それまでの鉢屋一党といえば、夜な夜な出没しては盗みを働いている悪党で有名でした が、空也上人に説教され改心し、茶せんなどを作るように 茶せんを売るときに鉢をたたいて売ったことから「鉢屋」と呼ばれるように やがて一族は各地に分散しますが、その中のひとつがここで出てくる鉢屋一党です 以後、鉢屋一党は尼子家のお抱え忍者となります 鉢屋一党の活躍もあり、尼子経久は月山富田城を奪回 それから領地を拡大していきます が、孫の晴久の時代になってから毛利元就に滅ぼされてしまいました 以後の鉢屋一党は不明です
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