生没不詳 どこから流れてきた忍者なのかも不明 とにかく、謀略を得意とした毛利元就に仕えた忍者であります 正確に言うと、元就の侍大将である杉原盛重に召抱えられたという 彦四郎に甚五郎と小鼠(こねずみ)という弟がいました 三人とも忍術がうまく、皆に驚かれていたという あるとき、一人の男が「今晩、わしの刀を盗んでみよ」と言いました 彦四郎は承諾し、夜になりました その男は、刀を自分の体の下にひいて寝ていました すると彦四郎は水を一滴寝ている男にたらした 男は「ん?なんだ?」と一瞬起き上がったが、またすぐに寝てしまった この一瞬の間に彦四郎は刀を奪い取ることが出来たのです まさに戦国時代のマジシャンで、目の前で物を消したり取ったりすることが出来たといわれています
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