黒装束を着て、手裏剣を使ったり忍術を使い、そして強靭な体で、身軽な身体を持ち闇夜を疾走する・・・・ と思うのが一般的ですが、実際は違います 戦国時代においての忍者の役目は 「流言・諜報・潜伏・放火・暗殺・変装」など、今で言うスパイのような役目をしていました ある目的をもって隠密行動を行う それが忍者です たまたまその役割を受け持った人や、偶然の奇功で成功した人は忍者とはいえません 忍者は技術を「能力」として高め、「職業集団」として働く人たちのことなのです もちろん黒装束は着ていません ある時は薬売りの姿をしたり、女性ならば巫女の姿をしたり こうして各国のお抱え忍者は、スパイ活動をするのです また、忍者のことを「下賎の職である。武士の職ではない」という本もあります 確かに人の家に忍びこみ、秘密を探るのは卑しい行動であります が、彼らはそれを忍技・忍道として高めていき、単なる「下賎の職」ではなくなっていくのです
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