江戸の主役・武士の生活を覗いてみましょう!
超強い〜 相撲崩れ |
江戸時代の力士は、今の力士と違って腕っ節が強くて気性が荒い人が多かった
力士として成功すれば、のちに藩主に雇ってもらえるけど、やっぱり途中で挫折したりする人が多かった
そんな力士崩れは、タチが悪い
というのも強いし気性が荒い・・・
ということで、やくざのボスになったり、無宿佐助(むしゅくさすけ)という力士のように、賭博の世界にハマり、さらには強盗になったり・・・
なまじ強いだけにタチが悪いのでありました
|
皆が怖がった雲助 |
雲助(くもすけ)というのは、めちゃくちゃ日焼けしていて髪の毛がボサボサでお風呂にも入らない不潔な人のこと
冬でも上半身裸で、宿場の裏にたむろしており、いつもお酒を飲んで博打ばかりしていて、旅人から恐れられていた
が、実はそんなに恐ろしくない人たちだった
見た目が怖いので、旅人はかなり怖がっていたんだけど、強盗するわけでもなく、ただ飲んで博打うってるだけ
ある意味、誤解されまくっていた人たち
|
江戸にもあった大食い大会 |
江戸にもありました!大食い大会
一番規模が大きかったのは両国にあった料亭「万八楼」
酒・お菓子・うなぎ・そばなどのジャンルに分け、町人も武士も参加できたのです
ちなみに酒の優勝者は68歳の男性。なんと十八升も飲みました
お菓子では56歳の男性が、饅頭50個・羊羹7つ・お餅30個で優勝
それにしても、けっこう年配の人が優勝してたんですねぇ
ということで、このような大食い大会は色んなお店で開催され、お店は名前を売り出したのでした
なんせクチコミの時代なのでね
|
江戸のゲイ・バー 陰間茶屋 |
少年専門の売春宿のこと
お客さんは女犯禁止の僧侶が多かった
なぜ陰間という名前かというと、歌舞伎修行中のことを「陰の間」と言うから
陰間茶屋には歌舞伎役者になりたい美少年たちがわんさか
年は7歳から18歳くらい
吉原遊女に負けないくらい高給取りもいたらしい
|
ばくち打ち |
その名のとおり、博打(ギャンブル)で生計を立ててる人たち
ばくち打ちの生計の手段は、賭博場を開いてそこで利益をあげること
もちろんイカサマしないと儲けれません
かといって、イカサマがお客さんにバレたら大変!もう二度と来てくれないし、評判も悪くなる
ってことで、ばくち打ちはイカサマ技術をかなり勉強するワケです
この時代の博打の代表なのは「サイコロ賭博」
半!丁!とかけるやつです
サイコロ賭博では、お店全体がイカサマ仕掛け人となる「穴熊」という手法でかなりカモってました
|
プライドの高い江戸のスリ |
江戸時代のスリは、自分のテクニックにプライドを持ってました
「強盗」とは一緒にしてほしくないってのがホンネ
先輩から数々のスリテクを教わり、「オレのスリの仕方は芸術的!」と自負してたのであります
ちなみに関西のスリは凶器を使う場合が多かったけど、江戸っ子スリは「指先」だけでスルのが美徳
刃物を使うなんて邪道と思ってました
スリにもプライドがあるってのがおもしろいですねぇ
もうひとコネタ
スリは四回捕まると打ち首だったので、無事に30歳を過ぎたスリは伝説になるらしい
伝説になったスリは「お坊主小兵衛」や「髪結の助」など
|
|