大奥のお給料


時代によってまちまちですが、ここでは11代将軍家斉の時代のお給料を参考にします




御切米

上臈年寄は百石 御年寄は五十石 御中臈は十二石 御末は四石を一年間でもらっていました

五月と十月の二度にわけて受け取った

すべて幕府の蔵米から出るもので、知行のない武士と同じくらい

御合力金

衣服料としての特別ボーナス

最初は諸大名が献上物として大奥へプレゼントしていましたが、三代将軍家光がこの制度を禁止

が、春日局が「これじゃかわいそう」ってことで幕府に「今まで諸大名から貰ってた分を幕府が出すように」と命令

こうして特別ボーナスができました

御扶持

奥女中はかなり一日五合もらっていた(最下級のお末はのぞく)

普通女性は一日三合で、男性が一日五合

奥女中は男性と同じくらいもらっていたので、優遇されていたということです


だいたい一ヶ月で五勺貰っていました


御菜銀

お塩やお味噌のことですが、銀で受け取っていました

湯の木

お風呂でたく燃料のこと

一日二度入浴できる身分の人や、一日ごとに入浴できる身分の人によって、木の束の量が違った

町屋敷代

御年寄と表使いだけに支給される「町屋敷代」

江戸に町屋敷をもらえるのであります

が、御年寄は大奥から出ることが出来ないため、家賃代だけを貰っていました