どんな武器で合戦に挑んだのか!
槍 |
戦国時代の主要武器であります
鎧のスキマをついて相手を殺傷することができ、また騎馬武将の馬を突くこともできるので、一番使われておりました
一番槍という名誉ある名前がつけられるほど、槍は重宝されていたのであります
ちなみに槍の長さや形など、武将たちは敵を倒すために様々な工夫をしました
織田信長が、今までにないものすごく長い槍を作ったことも有名です
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刀 |
武将たちは大刀二本と小刀一本を持って合戦に出るのがお約束だった
大刀をナゼ二本も持つのか?というと、一本がダメになった時のスペアであります
刀は人を斬ると油がつき、意外と切れ味が悪くなるものなのです
小刀は接近戦の時用
取っ組み合いの接近戦になった時にさっと右手で抜けるよう、左側の腰に差しておりました
ちなみに刀はどちらかというと「斬る」より「叩く」ことによく使われていたそうです
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弓矢 |
鎌倉時代から南北朝時代の合戦の主流は弓矢でしたが、戦国時代になってからは槍に主役の座を奪われてしまいました
それでも製作するのが簡単で、強力な飛び道具となるため利用され続けました
矢の先に毒を塗るなど、色々な工夫がされておりました
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鉄砲 |
ポルトガルからやってきた種子島に上陸した鉄砲
これにより、戦国時代の合戦は大きくかわりました
織田信長が長篠の戦で鉄砲を使用してから、鉄砲は合戦において不可欠なものとなりました
ものすごい殺傷能力があったため、鉄砲はあっという間に各国に広まったのです
が、そんな鉄砲にも弱点が
まず弾の入れ替えがとても面倒だった
そして雨に弱い。雨に濡れると全く使い物にはならなかった
そしてお金がかかる
火薬の原料は輸入に頼っていたので、お金がめちゃくちゃかかるのでありました
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石 |
バカにしてはいけないのが「石」
なんせ材料費タダ
ということで、足軽たちは小さな石を集め敵にガンガンと投げつけたのです
小さな石でも雨あられのように投げられれば、殺傷能力はかなりありました
いたって簡単な武器(?)ですが、合戦にはよく用いられておりました
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熊手 |
鉤縄(かぎなわ)の改良版であります
鉄製の鉤(かぎ)に長いロープをつけ、高い石垣や塀に登れるようにしたものです
おおきく振り回し、目的のところにガツっと当てる
こうして塀などを登っていったのです
主に城攻めなどの時に前線部隊が使用していました
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亀甲車 |
戦国版戦車です
亀の甲羅のような形の屋根に牛皮を磔、車の内側に鉄の棒をつける
で、中には兵士が5人ほど中に入り、敵へ向かっていくというもの
が、あまりコレといった効果はなかった
なんせ近くまで来られたらどーにもならない
加藤清正が一度使ったことがあるらしいが、たいした効果がなかったらしい
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竹盾 |
鉄砲用に作られた盾
青竹を束にして作られてましたが、表面が丸くツルツルなため弾丸が滑りやすかった
さらに竹はどこにでもあるのですぐ作れるお手軽さ
さらにさらに、とても軽いので持ち運びも便利
どうやら武田家の人が考えたらしい
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盾 |
上に書いた盾とは違い、フツーの板の盾
が、戦国時代の盾というのは自分の身を守るためではなく攻撃するためのもの
前進するためだけにあったのです
板の裏にはツッカエ棒が付いており、それを肩に担いで前に進む
小窓なんかもつけちゃったりして、前が見えるようにした
ただ、鉄砲には弱かった
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馬 |
忘れちゃいけないのが「馬」
武将たちはそれぞれお気に入りの馬を合戦に連れて行きました
といっても、一頭だけだと馬が疲れちゃったら大変なので、愛馬3頭くらいをいつも連れて行った
ちなみに武田信玄のお気に入りの馬の名前は「黒雲」
めちゃくちゃ気性が荒く、影武者も乗りこなせなかったらしい
上杉謙信の愛馬の名前は「月毛」
徳川家康は「白石」自慢の馬だったらしいが、馬の色は黒だった
家康の息子・秀忠の馬の名前は「桜野号」
本田忠勝は「三国黒」
豊臣秀頼は「太平楽号」
それぞれお気に入りの馬がいたのでした
ちなみに馬のサイズはだいたい133センチ。大きい馬でも160センチくらい
当時の男性の平均身長が157センチだったのでちょうどいいのかな?
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