日本の女性史


日本の女性天皇を紹介

         


元正天皇

715年のこと、元明天皇は孫の首皇子ではなく、娘の氷高内親王に王位を譲ることを発表しました

36歳で女帝となった氷高内親王

そして二代続いて女帝が即位するという事態となったのです

元正天皇は19歳の草壁皇子の第一子として生まれました

お父さんの草壁が25歳で死んでしまったため、持統天皇が即位し、そして弟が14歳で文武天皇に
このとき、氷高は18歳でした

とても静かで、冷静な女性で、さらにとても美人だったそうです

この時代18歳といえば結婚適齢期ですが、まだ未婚だったそうです


さて、なぜこの女性が天皇になったのでしょう?

それは元明天皇のトコで書きましたが、首皇子が天皇になるのはまだ早く、不安だったためです

元明天皇の考えは
「ほんとはさっさと首皇子を天皇にしたいんだけど、まだ幼すぎて天皇の任務を全うできない。あたしももう年だからそれを支えきれない。だったら賢い娘である氷高を天皇にさせて、首皇子が大きくなるのを待つしかないわ!」というものでした

中継ぎ女帝の誕生であります

とゆーことで、715年に36歳の44代元正(げんしょう)天皇に即位させたのです

ちなみに独身女性の天皇は初めて

この頃女性が天皇になったら結婚とか子供産んだりしちゃダメでした
元正天皇は、すっごい美人だったらしいので勿体ないですねー

この時代、女性は15歳くらから20歳くらいで結婚をするのに、ナゼこの人は結婚をしていなかったのでしょう?

様々な説がありますが、いまだそれは謎です

さて、この頃政治の中核をなしていたのが藤原不比等(中臣鎌足の息子)です

藤原不比等はかなりの権力を持ち、藤原家の基盤を作り、そして後には天皇家をしのぐほどの家となります

さて、やっとこさ首皇子が24歳になったので、ここで元正天皇は皇位を譲ることに
首皇子が45代聖武天皇に即位しました

が、時代は忙しいことになっていました

長屋王の変など藤原氏VS長屋王の戦いなどがありましたが、どうやらこのバトルの時は元正はあまり関わっていなかったようです

ですが、どっちかとういと反・藤原派だったようです

そして69才で生涯を終えました

無断転載禁止だよ!ハガクレ






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